ミランは27日、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチを獲得したことをクラブ公式サイトを通じて発表した。今シーズンいっぱいまでの契約で1年間の契約延長オプションが付帯している。

 現在38歳のイブラヒモヴィッチは、1999年にマルメでプロデビュー。その後はアヤックスユヴェントスインテルバルセロナミランパリ・サンジェルマンマンチェスター・Uと各国の名門を渡り歩き、幾多ものタイトルを獲得してきた。ミランでは2010年夏から2012年夏にかけてプレー2010-11シーズンのセリエA優勝に貢献し、2011-12シーズンには28得点を挙げ得点王に輝いた。

 イブラヒモヴィッチは2018年にメジャーリーグサッカーMLS)のロサンゼルスギャラクシーへ加入すると、56試合の出場で52得点14アシストを記録するなど衰えを感じさせないパフォーマンスを披露。しかし、11月13日に今シーズン限りでクラブを退団することを発表しており、その去就に注目が集まっていた。

 イブラヒモヴィッチは移籍に際して、公式HPにて次のようにコメントしている。

「尊敬しているクラブ、愛するミラノの街に戻ってきた。今シーズンの不調を変えるためにチームメイトと共に戦うつもりだ。それを実現するために全てをやっていきたい」

 ミランセリエA優勝18回、チャンピオンズリーグ優勝7回を誇るイタリア屈指の名門だが、2010-11シーズンのセリエA優勝を最後に近年は低迷が続いている。今季のセリエAでは第17節終了時点で勝ち点「21」の11位に沈んでおり、総得点はリーグワースト5位の「16」。約7年半ぶりの古巣復帰を果たしたイブラヒモヴィッチには、攻撃を牽引する存在としての活躍が早速期待される。

ミラン復帰が決定したイブラ [写真]=Getty Images