プレミアリーグ第20節、ウェストハムvsレスター・シティが28日に行われ、1-2でレスターが勝利した。

現在2位につけているレスターだが、第17節のノリッジ戦で8連勝が途切れると、その後のマンチェスター・シティ戦とリバプール戦で連敗。首位のリバプールとは1試合消化が多いにもかかわらず、勝ち点差が「13」に広がった。

4試合ぶりの勝利を目指す今節は、2日前に行われたリバプール戦からスタメンを9人変更。シュマイケルエバンスを除く大幅なターンオーバーを行った。なお、ヴァーディは子供の出産に立ち会うためベンチからも外れている。

まずはアウェイのレスターの攻撃。4分、右から上がったクロスのこぼれ球をオルブライトンがボックス中央からシュート。これはGKに正面に。その後もボールを支配して迎えた10分、右サイドでボールを持ったグレイが前線へロングボールを供給すると、イヘアナチョが飛び出してきたGKファビアンスキと交錯。このプレーレスターにPKが与えられ、ファビアンスキにはイエローカードが提示された。

しかし、グレイのシュートをファビアンスキが完全に読み切って見事にセーブ。守護神の汚名返上となるファインプレーでホームチームは失点を回避した。

主導権は譲りながらも、組織された守備で自由を与えないウェストハムは、22分に左サイドバックのマスアクがボックスの外から放ったミドルシュートでGKシュマイケルを強襲。36分にはカウンターから右サイドに展開すると、フェリペ・アンデルソンのクロスをフレデリックスがボレーで合わせるが、GKの正面に飛んだ。

ここまで拮抗した試合が続いたが、40分にレスターが動かす。左サイドからオルブライトンがインスイングで上げたクロスのこぼれ球をボックス右のジャスティンがもう一度クロス。これをアヨセ・ペレス折り返し、イヘアナチョが頭で押し込んでネットを揺らした。

だがその5分後、ウェストハムは右サイドでドリブルを開始したフェリペ・アンデルソンがフレデリックスとのワンツーでボックス右に侵入。グラウンダーのクロスを入れると、フォルナルスが流し込んで同点に追いついた。

1-1で後半を迎えたが、レスターが再び勝ち越しに成功する。56分、ピッチ中央でボールを持ったアヨセ・ペレスがドリブルで前進。これに平行に走っていたグレイがボックス左でスルーパスを受け右足で決めた。

その後、レスターはマディソンやエンディディなど主力を投入。マディソンの蹴ったCKからモーガンがシュートを打つシーンもあったが、至近距離からのシュートはGK正面でゴールに至らず。84分に、緩急のあるドリブルで股抜きからシュートに繋げたマディソンが違いを見せる。

83分には勝ち越しゴールのグレイをバーンズに代えて試合を締めにかかる。終盤に味方のクリアミスでゴールに迫られる場面があったものの、GKシュマイケルの冷静な対応でゴールを許さず試合終了。

レスターは4試合ぶりの勝利を収めるとともに、2019年最後の試合を白星で飾った。

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