プレミアリーグ第20節、バーンリーvsマンチェスター・ユナイテッドが28日に行われ、0-2でユナイテッドが勝利した。

1年を通じて低空飛行が続いた2019年のユナイテッド。今シーズンはここまで7勝7分け5敗と勝ち切れない試合が多く、ここ数試合では第17節でエバートン引き分けると、次のワトフォード戦は、最下位の相手に今季2勝目を献上する体たらくぶりだった。

それでも前半戦最後となった前節のニューカッスル戦はマルシャルの2得点などで4-1で快勝。その試合からスタメンを4人変更し、2019年最後の試合で白星を目指す。

なかなか攻撃の形が作れないユナイテッドだが、13分にラッシュフォードがゴール正面から放ったFKが相手GKを強襲し、この試合初めての枠内シュートを記録。19分にはボックス右でパスを受けたラッシュフォードが巧みなトラップからシュートに繋げるも、惜しくも右ポストを叩きゴールキックとなる。

バーンリーに一度もチャンスらしいチャンスを与えないまま試合を進めるユナイテッド。34分にここまで最大の決定機を迎える。左から入ったクロスの流れから、マルシャルが至近距離からシュート。決まったかに思われたが、ゴールライン上でバーズリーにブロックされ、ネットを揺らすことは出来なかった。

それでも44分、A・ペレイラが懸命なプレスで相手の左サイドバックからボールを奪い、スルーパスを送ると、受けたマルシャルがボックス中央からゴールを決めて先制に成功した。

後半は打って変わってバーンリーもボールを保持出来るようになる。後半開始早々に迫られて以降は互角のポゼッションでチャンスを作っていく。すると69分、セットプレーのこぼれ球をバーズリーがボックス右からシュート。しかし、バーンリーの初の枠内シュートはGKデ・ヘアがファインセーブ。点差を埋めることは出来なかった。

一方、停滞してきたユナイテッドは73分にA・ペレイラを下げてリンガードを投入。あまりその効果が表れない中で、83分にアッタキングサードに侵入。ボックス左で飛び出してきたGKを躱すも、ゴール前を固めるバーンリーの選手たちを前になかなかシュートを打てず、結局ボールを奪われてしまった。

それでも何とかリードを守ったまま終盤を迎えたユナイテッドは、90分にマルシャルを下げてショーを入れて逃げ切りを図る。すると最後の最後に相手のFKを跳ね返しカウンターに移ると、右サイドを駆け上がったダニエル・ジェームズのクロスをラッシュフォードが押し込んで決着。

0-2で勝利したユナイテッドが2連勝で2019年を締めくくった。そして、4日後の新年1月1日アーセナル戦と戦う。

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