大なり小なり、ほとんどの人は人間関係のいざこざやもやもやを抱えているものかもしれない。

人からどう思われるかを気にし過ぎて、コミュニケーションが上手くいかなかったり、職場で苦手な人やめんどうくさい人とも上手く付き合わなければいけなかったりと、人間関係の問題は複雑で、種類も多い。

ただ、人間関係に悩む原因はそこまで多くはない。その一つが、自己肯定感が低いこと。なので、コミュニケーション力を上げるには、自己肯定感を高めるというのが一つの正解となる。

■自己肯定感が低いと人間関係が悪くなる理由

『職場の人間関係は自己肯定感が9割』(工藤紀子著、フォレスト出版刊)では、職場の人間関係の悩みを減らすための「自己肯定感を高める方法」を紹介していく一冊。

自己肯定感とは、「ありのままの自分をかけがえのない存在として、好意的・肯定的に受け止める感覚」のこと。では、なぜ自己肯定感を高めると、人間関係が良好になるのか。

対人関係の悩みをつくり出す原因は、自分自身との関係が良好でないからだ。自分自身に対して肯定的・好意的であれば、他者のことも肯定的・好意的に見れるもの。すると、相手の言動も肯定的に受け止められるので、人間関係は良好になっていくという。

では、自己肯定感はどのように高めればいいのか。本書では、5つのステップが挙げられている。

ステップ1「ありのままの自分を認める」
良いところだけでなく、短所や失敗も自分の全てを認める。理想と現実がかけ離れた状態で「自分が嫌と思っても、そう思ってしまうのも無理はないよね」と共感してあげる。すると、ありのままの自分を認めることができる。

ステップ2「ありのままの自分を受け入れる」
ありのままの自分の現状を認めてあげたら、その自分をまるごとOKしてあげる。

ステップ3「ありのままの自分を大切にする」
自分の気持ちを理解し、自分自身が一番の味方になり、自分に愛情をささげてあげる。

ステップ4「自分の価値を感じる」
自分の言動や努力に対して「自分は良くやった」と認めてあげると、自己評価につながる。自分にしかわからない小さなことでも認めることで、自己価値も感じられるようになる。

ステップ5「自分を信頼する」
外的状況がどうであっても、自分を無条件に信頼できるようになると、自信につながる。自分を信頼できるようになると、他者のことも信頼できるようになり、人間関係は良くなる。

ステップ1から3を日常生活の中で繰り返し実践すると、自己肯定感は高まっていくという。そして、さらに経験を重ねていくと、自分に対しての自信がついてくるのだ。

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何か失敗をしたり、人間関係が上手くいかないと、自己肯定感は低くなってしまうもの。本書を参考に、普段から意識して、自己肯定感を高める習慣をつけておけば、落ち込むことも減り、人間関係も良好に築けるはずだ。

(新刊JP編集部)

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