銃・拳銃・ピストルJumlongCh/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

妻やペットに銃を向け、非情にも撃ち殺したある男。自殺願望もあったとみられる男は、殺害についてツイッターに書き込み、「銃があれば殺しは簡単」という内容で多くの人々を驚かせた。

にもかかわらず、同じく銃を用いての後追い自殺には失敗。この大胆かつ身勝手すぎる男の行動に、批判が集中している。

■ツイートに騒然

12月26日のこと、米ワシントン州で暮らすある男(56)が銃愛好家団体のツイッターにコメントを書き込み、そこで家族惨殺を示唆してまさかの大騒動を巻き起こした。

そこにあったのは、「銃が人を殺すわけではないし、人を殺すのはあくまでも人間のほう」「銃があると、殺人はうんとらくになります」という言葉で、これに多くの人々が驚き衝撃を受けた。

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■家族殺害を示唆

さらに男は「家族を殺したのですが、これも銃がなければ成し遂げられぬことでした」「俺は臆病者なので、ナイフを使って殺すのは無理だったと思うのです」とも続け、「なので協会のみなさんに感謝いたします」とも書き込んだ。

その後に無理心中したとの通報を受けた警官隊が男の自宅に駆け付け、驚くような光景を目にしたという。

■発見された妻の遺体

現場に踏み込んだ警官隊は、男の妻(58)の遺体を発見。銃で撃たれて死んでいたといい、そばには同じく射殺された犬と猫の死骸もあったという。

また男は自分自身に向けても発砲したとみられ、怪我を負っていたとのこと。その時点では生きていたものの危篤状態で、警官らに付き添われたまま最寄りの病院に搬送されたという。

■批判が噴出

この事件に驚いた人たちからは、「妻を殺しておいて自殺には失敗するだなんて最悪だ」「銃愛好家たちはこの男の行為を誇りに思うがいい」という怒りの声が噴出。

その一方で銃愛好家からは「精神的な問題があったに違いない」「銃があってもなくても、この男はきっと殺人を犯していただろう」といったコメントが多数SNSなどに書き込まれている。

男が妻、そしてペットをも射殺した動機は不明で今後の捜査に期待がかかるが、その一方で、この事件発生を機に銃所持の是非をめぐる議論がますます白熱している。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

「銃のおかげで家族を殺害できた」 妻を射殺した男がまさかのツイート