ヴィッセル神戸に所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキがチームの歴史に名を刻み、満足感を示した。

神戸は1日、新たに完成した国立競技場鹿島アントラーズと激突。立ち上がりから試合を優位に進めた神戸がJ屈指のタイトルホルダーを2-0で破り、クラブ創設25年目で悲願の初タイトルを手にした。

2017年夏から神戸に加入したポドルスキはこの試合に先発。28分にゴールネットを揺らした場面こそオフサイドの判定で幻となったが、18分にオウンゴールを誘い、チームに先制点をもたらすなど随所に格の違いをみせつけた。

加入3年目の今季、個人としてコンディション不良が続き、総じて不完全燃焼に終わったものの、最後の最後にクラブとして悲願の主要タイトル獲得に貢献したポドルスキ。試合後、ミックスゾーンでその心境をこう明かしている。

「クラブの歴史に自分たちの名を刻めたと思う。25年の歴史において、初タイトル。クラブとしても非常に重要なタイトルになっただろうし、自分も嬉しい」

「もちろん、今日勝ったからといって、終わるわけじゃなく、この先もある。まずはしっかりお祝いして、それに向かっていきたい。自分もその場にいられたのが嬉しかった」

また、今シーズン限りで神戸と契約満了となる去就について問われると、「将来のことはまだ何も決まっていない」と話し始め、「いくつかの話は来ている。1、2日したらドイツに戻るから、ドイツゆっくり将来を考えたい」と続けた。

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