“冬のハロコン”こと、ハロー!プロジェクトのメンバーが総出演するコンサート「Hello! Project 2020 Winter HELLO! PROJECT IS [     ] ~side A~」が、2020年も1月2日から東京・中野サンプラザでスタート。

【写真を見る】各グループを代表して(左から)岸本ゆめの、金澤朋子、譜久村聖、竹内朱莉、井上玲音、山崎夢羽が書き初めを披露

ハロー!プロジェクトに所属する全6グループ58人(つばきファクトリー・浅倉樹々はインフルエンザのため休演)と、ハロプロ研修生の選抜メンバーが登場し、会場に訪れたファンとライブを通して新年を盛大にお祝いした。

公演前には、各グループの代表が2020年の抱負を書いた半紙を持ってメディアの前に登場。新年の目標などを語った。

“鼠は大黒天の使い”と書いた、モーニング娘。’20のリーダー・譜久村聖は「ネズミは“福の神の使い”と言われていて。私は年女なので、ネズミみたいにモーニング娘。ハロー!プロジェクトの福の使いになれるような存在になりたい」と決意を明かした。

“挑”と書いたつばきファクトリーの岸本ゆめのは「2019年はいろんな挑戦をさせていただいたんですが、2020年はもっともっといろんなことに挑んでいきたい。今はライブハウスツアーを回らせていただいているんですが、次はステップアップして単独でホールなどでライブができるようになりたい!」と宣言。

さらに「後輩のBEYOOOOONDSがすごい勢いのあるグループですので、つばきファクトリーもそこに負けずに頑張っていきたい!」と言い、後輩グループに対抗心を燃やす一幕も。

ハロー!プロジェクトで最年長となるJuice=Juiceのリーダー・金澤朋子は“和”と書き「ライブ活動が大好きなグループなので、日本でのライブ活動はもちろん、和の心、日本の文化を、オリンピックもありますし、海外の方々にもどんどん広めていきたい」とコメント。

“咲”と書いたこぶしファクトリーの井上玲音は「こぶしの花は春に咲く花。こぶしファクトリーは春だけでなく1年中咲き誇る花になりたい!」と自身のグループ名にちなんだ目標を掲げた。

一方、BEYOOOOONDSの山崎夢羽は“伸びよ”と書き、「2020年は初めての単独ライブツアーと主演舞台が決定しているので、昨年以上に“ビヨーン”と飛躍できるように頑張りたい!」と、メジャーデビュー曲がオリコンのシングルチャート1位、日本レコード大賞で最優秀新人賞を獲得した2019年以上の躍進を誓っていた。

また、山崎は1年前の取材時にメンバーの一岡伶奈が電車愛を語り、自らの仕事につなげていることから、「ドラえもん愛をドラちゃんに伝えられるように頑張りたいと思います!」と報道陣へのドラえもん好きをアピール。

大トリを飾ったのは、自ら「すっかりリーダーが板についてきた」と笑みを見せたアンジュルム竹内朱莉。竹内はファンだけでなく報道陣の間でも評判となっている書道3段の達筆で“努力”の二文字を。

「2019年は下半期に続々と人が辞めていくという前代未聞の事態が起きましたので、今年は残された私たちで努力して、新しいアンジュルムを築きあげられたらいいな」とコメント。

記者から達筆を褒められた竹内はライブの合間にもメンバーに教えていると言い、「10分くらいあれば全然(字が)変わるので、字がうまくなりたいなと思ったら来てください!」と笑顔を見せていた。

そんな竹内は「この後のコンサートで発表させていただくんですけど、アンジュルムの新メンバーオーディションが開催されることが決定しました!」とリーダーらしくしっかりと告知も。

「最近、アンジュルムがどんどん身長が低くなってきているので、身長が高いメンバーが欲しいなっていう望みはあります。理由は何でもいいので、いろんな子に受けてほしいです」と、未来の新人メンバーにエールを送っていた。

2020年の抱負の披露が終わり、今回からハロー!プロジェクトのライブでジャンプ行為が禁止になったことに話題が及ぶと、竹内は「私たちも体感していないから分からない。どんなライブが作られるか不安もありつつ、面白そうなだって(笑)。今まで見たことのない景色が見られると思う」と期待と不安を明かした。

すると、メンバーからはジャンプの代わりとなる新提案も飛び出し、岸本が「つばきファクトリーで話していたのは、足を地面につけていたらいいから低め(の体勢)から伸びる」と話すと、譜久村からも「逆に下に下がればいいんじゃないか」という意見が。

さらに、譜久村はジャンプがなくなったことに対して、「コンサートの楽しみはジャンプだけじゃない。むしろジャンプができなくなったからコンサートに行かないと思われたら私たち何なんだと思うので、それ以上に楽しんでもらえるパフォーマンスができたならって」ときっぱり。

竹内も「余った元気で、自分で勝手に生み出したダンスを踊ってみては? 好きなように踊ってほしい!」と提案した。

そして、本編のライブでは、各グループが新曲&定番曲を披露。今回の〜side A〜公演では、牧野真莉愛加賀楓金澤朋子、和田桜子、岸本ゆめの、一岡伶奈が「桃色スパークリング」を歌うなど、ハロプロ研修生時代の同期で思い出の曲をパフォーマンスするメドレーが展開され、会場に訪れたファンを熱狂させた。

そのほか、モーニング娘。の12期オーディションを共にしたメンバーや元北海道研修生組、元ハロプロエッグメンバーによるシャッフルにも大きな歓声があがり、囲み取材で譜久村聖が「コンサートの楽しみはジャンプだけじゃない」と語ったように、ジャンプが禁止されても今まで通りのハロプロらしい熱いライブが繰り広げられた。(ザテレビジョン・取材・文=宮澤祐介)

ハロー!プロジェクトの全6グループのメンバーとハロプロ研修生が参加する「Hello! Project 2020 WINTER」がスタート