3-3で迎えたPK戦の末、四日市中央工が日章学園を下す

 第98回全国高校サッカー選手権は3日、四日市中央工(三重)対日章学園(宮崎)の3回戦フクダ電子アリーナで行われ、3-3の激闘の末に迎えたPK戦四日市中央工が4-3で制し、準々決勝へと駒を進めた。

 四日市中央工は2回戦で松本国際(長野)に2-1、日章学園は市立船橋(千葉)を0-0の末のPK戦で下し、3回戦に進んだ。前半11分に四日市中央工MF森夢真(3年)が先制点を奪ってハーフタイムを迎えたが、後半には一進一退の展開が待ち受けていた。

 日章学園は後半6分にFW鈴木陽介(3年)、同10分にFW木脇蓮苑(1年)が得点し逆転するも、四日市中央工は同13分にCKからMF宮木優一(2年)が押し込み2-2の同点に。さらに同16分、獲得したPKを森が決めて再びリードを手にした。それでもその直後の同18分、今度は日章学園にPKが与えられ、鈴木が流し込んでスコアを再びタイに戻した。

 その後、両者とも譲らず80分が終了し、PK戦に突入。日章学園の4、5人目が連続で失敗し、4-3で四日市中央工が激闘を制した。同校がベスト4に進出した第92回大会以来、6大会ぶりのベスト8に駒を進めている。(Football ZONE web編集部)

PK戦を制しベスト8進出を決めた四日市中央工業高校の選手たち【写真:Football ZONE web】