2019年最終戦となった第18節では首位のバルセロナがアラベスに快勝した一方、2位のレアル・マドリーはアスレティック・ビルバオ相手にゴールレスドローに終わり、勝ち点2差で年を越すことになった。

2020年初戦にして前半戦最終戦となる第19節ではバルセロナレアル・マドリーの2強がいずれも敵地でダービーを戦うことになる。

MSG”揃い踏みの活躍で年内最終戦を4-1で大勝したバルセロナは、新年初戦で最下位に低迷するエスパニョールとのバルセロナダービーに臨む。新年最初の試合を苦手とすることに加え、守護神テア・シュテーゲンをケガで欠くなど不安材料はあるものの、前節終了後にマチン監督を解任し、現役時代にバルセロナプレーしたアベラルド新監督を招へいした混迷極まるローカルライバル相手に取りこぼす可能性は低い模様だ。

一方、ビルバオ相手に決定力を欠き3試合連続ドローで2019年を終えることになったレアル・マドリーは、直近のビジャレアル戦で敗れるまで7戦無敗と好調を維持していた6位のヘタフェとのミニマドリード・ダービーに臨む。昨季に引き続き堅守を誇る相手に対してエースFWベンゼマら攻撃陣の奮起が求められる。また、DFセルヒオ・ラモスをサスペンションで欠く守備陣にも少なからず不安要素を抱える。

直近2試合連続複数得点を挙げてようやくゴール日照りから脱した感のある4位のアトレティコ・マドリーは9位のレバンテを迎えるホームゲームで開幕以来の3連勝を目指す。主力数名をケガで欠く中、FWモラタとやや停滞気味のFWフェリックスの活躍に期待したいところだ。

前節、マジョルカを2-0で一蹴してリーグ3戦ぶりの白星を手にした3位のセビージャは、前節レアル・マドリーと敵地で引き分けた7位のビルバオとの上位対決に臨む。

また、共に16位と17位に低迷するエイバルのMF乾貴士、マジョルカのFW久保建英の日本人2選手は、新年初戦からの活躍が期待される。前節、グラナダ相手に待望の今季初ゴールを挙げた乾は8位のバレンシアと対戦。共に[4-4-2]の布陣を採用し、マッチアップがハッキリする中で積極果敢な仕掛けを期待したい。

一方、5戦未勝利で2019年を終えることになった久保はパフォーマンス自体は悪くないものの、味方の攻撃陣のレベルもあり第13節ビジャレアル戦のゴール以降、なかなか決定的な仕事ができずにいる。前節、乾がゴールを決めた11位のグラナダ相手に日本人2戦連発を狙いたい。

ラ・リーガ第19節》
▽1/3(金)
《27:00
バジャドリー vs レガネス
《29:00》
セビージャ vs アスレティック・ビルバオ

▽1/4(土)
《21:00》
バレンシア vs エイバル
《24:00》
ヘタフェ vs レアル・マドリー
《26:30》
アトレティコ・マドリー vs レバンテ
《29:00》
エスパニョール vs バルセロナ

▽1/5(日)
《20:00》
グラナダ vs マジョルカ
《22:00》
レアル・ソシエダ vs ビジャレアル
《24:00》
アラベス vs ベティス
《29:00》
セルタ vs オサスナ

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