2020年初戦はヘタフェに3-0快勝 指揮官モドリッチに「とても重要」と賛辞

 レアル・マドリードは現地時間4日に行われたリーガ・エスパニョーラ第19節、敵地ヘタフェ戦に臨み、3-0と快勝を飾って2020年の公式戦初戦で勝ち点3をものにした。この試合で仕事をしたのは中盤のメンバーで、ジネディーヌ・ジダン監督は特に2018年のバロンドール受賞者、クロアチア代表MFルカ・モドリッチに賛辞を贈ったとスペイン紙「マルカ」が伝えている。

 試合は前半34分、セットプレーの流れからオウンゴールレアルが先制。何度かベルギー代表GKティボー・クルトワビッグセーブに救われる場面があったものの、後半8分には直接FKからドイツ代表MFトニ・クロースの的確なクロスをフランス代表DFラファエルヴァランが頭で合わせて追加点を奪い取った。

 そのまま優位に試合を進めたレアルは後半アディショナルタイムウェールズ代表FWギャレス・ベイルがカウンターを仕掛け、左サイドを抜けた途中出場のウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデがゴール前にラストパス。これをモドリッチが冷静に決めて試合を決定付けた。

 この日の中盤はクロースモドリッチアンカーにはブラジル代表MFカゼミーロというここ数年の“鉄板”の3人が起用された。2019年はバルベルデが急成長し、モドリッチがベンチを温める試合も多かったが、ジダン監督のクロアチアプレーメーカーの信頼は何ら変わらないようだ。

モドリッチはこのチームにとってとても重要な選手で、彼は常にそうあり続ける。ルカ・モドリッチルカ・モドリッチだ。彼のゴール、そして後半終了間際にバルベルデと見せたスプリントに満足している。彼はフィジカル的にもとてもいい状態だ」

 冷静なゲームメークだけでなく、献身的にピッチを走り回るのもモドリッチの良さだ。2019年はレアルの不調に加えて一昨年のロシアワールドカップの“勤続疲労”もあってややコンディションを落とした感があったが、新たな年を迎えて再びレアルの中盤を取り仕切るに値するプレーぶりを見せたのは間違いない。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードMFルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】