リーガ・エスパニョーラ第19節が5日に行われ、グラナダとFW久保建英が所属するマジョルカが対戦した。久保は右ウイングとして先発し、フル出場を果たした。

 押し込むホームのグラナダは、24分に先制に成功する。ロベルト・ソルダードがビクトル・ディアスのスルーパスに反応してDFラインの背後を抜け出し、グラウンダーで折り返し。このボールをアンヘル・モントロが押し込んだ。

 37分、久保が見せ場を作る。サイドに開いてパスを受けると、巧みなボールコントロールで相手を翻弄し、右足でグラウンダークロスを供給。味方も飛び込んで合わせようとしたが、ボールが届く寸前で相手DFにクリアされた。

 1点を追うマジョルカは、50分にセットプレーの2次攻撃からグラナダのゴールを脅かす。こぼれ球を回収して細かく繋いだところから、ドニ・ロドリゲスがエリアの外からミドルシュートを狙う。インステップにかけた強烈なシュートは、鋭く回転しながらゴール左上の方へと飛んだが、惜しくもポストの横に外れた。

 81分、グラナダに決定機が到来。左サイドからのクロスを受けたカルロスフェルナンデスは、相手を背負いながら斜め後ろにいたソルダードへ渡す。ソルダードはシュートではなく、右側でフリーになっていたディミトル・フルキエのラストパスを選択したが、フィニッシュは相手GKに正面で弾かれた。

 後半アディショナルタイム1分、マジョルカが決定機を生み出す。左サイドをえぐったマルティン・ヴァルイェントのグラウンダークロスは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を拾った久保は、相手DFを背負いながら反転して右足でシュート。しかし、ボールはクロスバーの上へと外れてしまった。

 新年最初の試合はこのまま終了。マジョルカはリーグ戦2連敗となり、6試合勝利から遠ざかることになった。マジョルカは11日、コパ・デル・レイ2回戦で4部のサモラと対戦し、19日にリーガ・エスパニョーラ第20節でバレンシアとホームで対戦する。

【スコア】
グラナダ 1-0 マジョルカ

【得点者】
1-0 24分 アンヘル・モントロ(マジョルカ)

グラナダ戦に出場したマジョルカ久保 [写真]=Getty Images