なんとも21世紀らしいSF感満載なニュースが飛び込んできました。日本には、陸海空の自衛隊がありますが、その中の航空自衛隊の名称を「航空宇宙自衛隊」に改称する方向で調整に入ったと読売新聞が報じたのです。航空自衛隊の名称変更について、現役の航空自衛官に率直な意見を聞いた結果、とんでもない回答が返ってきました。

空自、航空宇宙自衛隊に改称へ

政府は、航空自衛隊を「航空宇宙自衛隊」に改称する方向で調整に入った。
中国ロシア人工衛星を攻撃する兵器を開発するなど、宇宙利用に対する脅威が高まっているためだ。
宇宙空間も防衛領域である事を明確にし、防衛力や抑止力を強化する狙いがある。
早ければ、2021年度中の実現を目指している。

引用 読売新聞

宇宙から攻めてくるの侵略者から、日本を守る防衛軍を自衛隊に新設するのかと思った方もいるかもしれませんがそうではなく、中国やロシアからの脅威に対する措置であるという事を読売新聞は伝えています。

航空宇宙自衛隊という名称だけ見ると、思わず「クスッ」と笑ってしまった人も多いと思いますが、現役の航空自衛隊員にこの名称変更について率直な意見を聞いてみたところ、次のような回答が返ってきました。

Q.航空宇宙自衛隊改称される方向で調整に入ったようですが、率直にどう思いますか?

A.必要なのはわかります。しかし、予算はどうするんですかね?

現在陸海空全てにおいて予算が足りない状態となっています。それなのに、宇宙まで防衛するための予算はどこから捻出するのか気になります。

Q.空自に予算増額が考えられるのではないでしょうか?

そんなことしたら、陸自さんと海自さんから何言われるかわかりませんね!

仮に宇宙防衛のためだけの予算が増額されるとしたら、現場の隊員の士気が下がるんじゃないですか?

そっちに金回す余裕があるなら、現在予算の余裕がない現場に回してくれってね。

他にも「予算があればもっと適切に日本の防衛のために働ける」「宇宙防衛も必要だけど、今の予算のままでは守れる物も守れない」と語っていました。

航空宇宙自衛隊へ改称するということから、思わぬ形で日本の防衛費の現場の実情が明らかとなり驚愕です。

画像掲載元 秒刊サンデー



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航空宇宙自衛隊へ名称変更について現役航空自衛官に率直な意見を聞いた結果