森保一監督にとっては朗報と言えるだろう。日本代表FW大迫勇也に関して、ブレーメン東京オリンピックへの参加を許可したようだ。ドイツ『WESER-KURIER』が伝えた。

大迫を巡っては、2019年1月に行われたアジアカップ中に負傷したことを受け、クラブと日本サッカー協会(JFA)との関係に暗雲が立ち込め、6月のコパ・アメリカには招集できないという過去があった。

インターナショナルマッチウィークに関しては、招集に関しての強制力があるために参加していた大迫だが、それ以外の試合での招集が困難に。オーバーエイジ枠として出場可能な東京オリンピックも、招集の強制力がないため、難しいとの見方もあった。

ブレーメンとしては、2020-21シーズンに向けたプレシーズンで大迫を欠く可能性があるため、当然招集に難色を示すと想像されたが、ブレーメンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるフランク・バウマン氏がゴーサインを出した。

「誰かが絶対にオリンピックに出たいと思っていて、夢を持っているならば、それを拒否した場合多くのものが崩れていくだろう」

ブレーメンにはU-23ドイツ代表の候補として、MFマキシミリアン・エッゲシュタイン(23)とFWヨハネス・エッゲシュタイン(21)が所属。招集される可能性が高いようだ。

バウマン氏は「日程は最適ではない」としながらも、「オリンピックにかかわらず、選手が十分に夏の休暇を得ることが重要だ」と語っている。森保監督が選出するかどうかの問題はあるが、大迫はクラブから許可が下りる見込みはたったと考えていいだろう。

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