エバートン戦でスタメン出場の南野についてFWシアラー氏が言及

 リバプールは現地時間5日、FAカップ3回戦エバートンと対戦し、1-0で勝利を収めた。1月1日付けで加入した日本代表MF南野拓実が本拠地アンフィールドで移籍後初先発を飾ったなか、プレミアリーグ最多ゴール記録を保持する元イングランド代表の英雄FWアラン・シアラーが日本人アタッカーの才能を認めつつも、スタメン争いは「非常に難しい」との見解を示している。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。

 2020年の2戦目となったエバートン戦で、ユルゲン・クロップ監督は主力選手の温存を決断。新戦力の南野拓実を1トップに置き、10代選手を3人起用するなど大胆な手を打った。

 ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが起用される最前線に入った南野だったが、思うように絡めないまま時間が経過。前半34分、ベルギー代表FWディヴォック・オリギのクロスに反応した南野がジャンピングヘッドを試みるも届かず。後半に入っても果敢なハイプレスで献身的な動き回ったが、ネットを揺らせないまま後半25分に交代した。

 試合は直後の後半26分、18歳のMFカーティス・ジョーンズがゴール左から豪快なミドルシュートを叩き込み、これが決勝点となって宿敵エバートンに勝利している。

 この一戦を分析したのが、プレミアリーグで260ゴールを叩き出し、歴代最多ゴール記録を保持するシアラー氏だ。英紙「デイリー・エクスプレス」は「イングランドレジェンドであるシアラー氏は、南野のファンであることを認めたが、スタメン入りは『非常に難しい』と語っている」と伝えている。

「前線ならどこでもプレーできる」 南野の“リバプール”適正について太鼓判も…

 シアラー氏は「前線ならどこでもプレーできる」と南野の適正について言及。「リバプールが彼のために支払った金額は700万ポンド(移籍金725万ポンド/約10億7000万円)程度。彼はチームに完全にフィットすると思う」と太鼓判を押している。

 クロップ流にフィットすると見ているシアラー氏だが、その一方でスタメン争いでは南野が苦戦を強いられると指摘。「ただ、スタメンに割って入るのは非常に難しいだろう」と言及している。前線にはフィルミーノに加え、エジプト代表FWモハメド・サラーセネガル代表FWサディオ・マネら世界屈指のアタッカー陣が揃っており、スタメン奪取が難しいと付け加えている。

 加入直後とあってデビュー戦で大きなインパクトを残せなかった南野だが、ここから競争が本格化する。大きな一歩を踏み出した24歳アタッカーの飛躍に期待が懸かる。(Football ZONE web編集部)

リバプール移籍後初先発を飾ったMF南野拓実【写真:Getty Images】