お正月に食べすぎ、飲み過ぎて胃が疲れていませんか?

内臓の疲れはそのまま表面にも出てくるため、お正月明けになんとなく体が重い方は内臓のメンテナンスが必要です。

そこで今回は、内臓を休ませる正しい食事のとり方について説明していきます。

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お正月に限らず日ごろの疲れがなかなか取れない大きな要因のひとつが「食事」にあります。

現代の食事は、欧米化の影響で高たんぱく・高脂肪になっています。

しかし、このような食生活は、日本人が備えている消化酵素などの働きと合っていません。

そのため、消化・吸収などを行う内臓を余計に疲れさせます。

特にお正月前後は、忘年会新年会などお酒や栄養豊富な食事をとる機会が増えます。

それでも、疲れた体に

「もっと体力をつけないと!」
「年に1度だから」

と、ますますお酒や肉を食べることが、内臓にさらに負担をかけて、疲れが抜けない体になってしまいます。

内臓が具体的にどのくらい働いているのかというとこれは食べ物によって異なります。

食べ物を摂取してから消化→吸収→排泄の流れがありますが、特に消化の時間が異なってきます。

果物は約1時間、野菜は約2時間、ご飯などは約8時間、魚・肉類は約12~24時間、消化するのにかかると言われています。
見てわかるように毎日、肉を食べていれば常に内臓(胃腸)は働きっぱなしになってしまいます。

消化に時間がかかる食べ物を多くとればとるほど、体は消化にたくさんのエネルギーを使うため疲れてしまうのです。

さらにお酒が入れば肝臓も余計に働くことになり、なお内臓が疲れることは想像できますよね。

お正月にお酒や肉をたくさん食べてしまった方は、消化の時間が早いものを積極的に取り、消化に時間がかかる肉類は控えてみてください。

また、お正月だけでなく普段からの食べ物の比率も見直すこともおすすめします。

食べ物の比率を決めるときの考え方として、「歯」に注目してみてください。

人間には28本の歯があり、肉をかみ切る用の犬歯や糸切り歯は4本、野菜などを噛む前歯は8本、穀物・堅い果物を噛む臼歯は16本となっています。
この歯の種類と数に注目し、これらの比率に合わせて食べ物の比率を合わせるのが人間に合った食生活と考えられます。

(からだの設計にミスはない 著:橋本敬三氏 より引用)

ですので、肉類の量は少なくその倍以上に野菜などをとることが健康的な体を維持するためには必要なのです。

ぜひ今年は内臓をいたわる食生活を心がけてみてはいかがでしょうか?

[文:JITANBODY 整体院(時短ボディ)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

お正月に疲れた内臓を休ませる方法