現地時間5日、第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式が、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトンホテルで開催された。司会を務めたのは英国人コメディアンリッキージャーヴェイスで、ゴールデン・グローブ賞でのホスト役は今年で5回目となる。

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リッキーBBCコメディドラマ「The Office」で大ブレイクを果たし、その後ハリウッドに進出。ゴールデン・グローブ賞の司会に初登板したのは2010年だが、有名俳優たちをネタにした毒舌ジョークが過ぎて、主催者を激怒させたこともあった。そんな危険人物を再度ホストに抜擢したゴールデン・グローブ賞側の度量には驚かされるが、そこで遠慮するリッキーではない。今回も演台から過激なジョークを連発し、大いに話題を提供してくれた。

「今回が最後の司会だから、もうなにも気にせずやらせてもらうよ…(と言いながらビールを飲む)って、冗談だけどね。いままでもなにか気にしたことなんて一度もないし」と話し始めたオープニングピーチで、リッキーは次々と有名人たちの“旬ネタ”を俎上に載せた。

昨年、娘を名門大学に裏口入学させたと世間を騒がせた女優のフェシリティ・ハフマンと夫のウィリアム・H ・メイシーについては、「(裏口入学させられた)娘さんがかわいそうだ。最悪に恥ずかしいことが起こったんだからね…お父さんが(評価の低かったコメディ映画の)『団塊ボーイズ』に出てたなんて!」と笑わせ、続けて映画『アイリッシュマン』(19)に出演したハリウッドの重鎮たちを紹介。「アル・パチーノロバート・デ・ニーロベイビーヨーダ…あ、違った!ジョー・ペシさんだ!」と、小柄で甲高い声が特徴の名優を「スター・ウォーズ」のキャラクターに例えてからかった。

その後もスピーチはどんどん過激さを増し、「昨年は小児性愛ムービーの当たり年だったね。『Surviving R.Kelly』(R&BシンガーのR・ケリーによる未成年少女への性犯罪を追ったドキュメンタリー)に、『ネバーランドさよならを』(マイケル・ジャクソンの性虐待疑惑を取り上げた映画)、そして『2人のローマ教皇』だ!」という爆弾ネタで会場を沸かせた。ちなみに、『2人のローマ教皇』(19)はアンソニー・ホプキンスジョナサン・プライス主演のコメディ映画で、もちろん小児性愛がテーマではない。

リッキーは自身の主演するコメディドラマAfter Life」にも触れ、妻に先立たれて自殺を考えていた主人公が、今年放映予定のシーズン2でもまだ死んでいないと説明。「彼は自殺しなかったんだ…ジェフリー・エプスタインみたいにね」と言い放った。エプスタインは、著名人たちに少女買春をあっせんしてきたことで知られる大富豪。昨年獄中で自殺したが、いまも口封じのための暗殺説が根強くささやかれている。この危険なジョークのどよめきに対し、リッキーは「君らがエプスタインの友だちなのは知ってるけど、私にはどうでもいいことなんでね」と、とどめを刺した。

常に年若い恋人がいることで知られるレオナルド・ディカプリオについては、「『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は上映時間が3時間近くある。(恋人と)プレミアに出席したディカプリオにとって、映画の上映が終わるころには、そのデート相手は彼にとってはもう年寄りすぎだよね」と本人を前にツッコんだうえに、「(少女買春疑惑のある)アンドルー王子ですら『なにやってるんだよ、レオ!』って感じだよね。『お前もうすぐ50歳だろ?』って」と強烈なダメ押し。いじられたディカプリオは恥ずかしげに笑いつつも、大人の余裕を見せていた。

キレキレのジョーク視聴者には大ウケで、ネット上には「これぞ私たちが聞きたかった本音ジョーク!」「ゴールデン・グローブ賞の司会はずっとリッキーにやってほしい!」との声が多数。式典会場には微妙な空気が流れる瞬間もあったが、一般視聴者には歯に衣着せぬリッキートークが痛快だったようだ。

UK在住/シャオMovie Walker)

ゴールデン・グローブ賞のホスト、リッキー・ジャーヴェイスの毒舌ジョークが話題