スーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝のバレンシアvsレアル・マドリーが8日にサウジアラビアで行われ、1-3でレアル・マドリーが勝利した。

今シーズンからサウジアラビアを舞台に4チームが参加するトーナメント方式となったスーペル・コパ・デ・エスパーニャ。準決勝第1試合では、昨シーズンのコパ・デル・レイ王者バレンシアと昨シーズンのラ・リーガ3位レアル・マドリーが激突した。

直近に行われたエイバル戦を1-0で勝利したバレンシアは、その試合から先発を3人変更。マキシゴメスロドリゴ、ディアカビに代えてガメイロ、コンドグビア、ガライを先発で起用。3トップにソレール、ガメイロフェラン・トーレスを並べた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。

一方、直近のヘタフェ戦を3-0で快勝したマドリーは、その試合から先発を3人変更。ベンゼマベイル、ミリトンに代えてヨビッチやバルベルデ、セルヒオ・ラモスを先発で起用。[4-3-2-1]の布陣を採用し、2シャドーモドリッチイスコ、最前線にヨビッチを置いた。

立ち上がりからボールを保持するマドリーは、5分に最初のチャンスを迎える。FKのクリアボールをボックス左手前で拾ったメンディが繋ぐと、カゼミロがボックス左からクロスを供給。ゴール前のヴァランがヘディングで合わせたが、これはGKジャウメの好セーブに阻まれた。

攻勢を続けるマドリーは、16分にクロースの頭脳プレーで先制する。イスコが供給した右クロスのクリアから左CKを獲得すると、ポジショニングを指示するためにゴールを開けていてたGKジャウメを確認したクロースが不意をつくクイックリスタート。直接ゴールを狙ったボールは、懸命に戻ったGKジャウメが触るも弾ききれずゴールネットを揺らした。

先制点で主導権を握ったマドリーは、39分に追加点を奪う。カルバハルのパスでボックス右深くまで侵入したバルベルデがマイナスの折り返しを供給。モドリッチダイレクトシュートは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を拾ったイスコが胸トラップからボレーシュートをゴール左隅に流し込んだ。

後半に入ってもマドリーがイニシアチブを握って試合は推移。すると65分、
ビッチのパスをボックス右で受けたモドリッチが切り込みながら右足アウトサイドでゴールを狙うと、このシュートがゴール左に突き刺さった。

1点でも返したいバレンシアは88分、右サイドで途中出場のソブリーノが倒されFKを獲得すると、パレホがゴール前にクロスを供給。これは味方に合わなかったがVARのレビューの結果、ボックス内で競り合ったセルヒオ・ラモスの腕に当たっており、PKを獲得。

このPKをパレホがゴール右に決めたが、反撃はここまで。2年ぶりのスーペル・コパ獲得を目指すマドリーが、バレンシアを下し決勝へ駒を進めた。なお、9日に行われるバルセロナvsアトレティコ・マドリーの勝者と対戦する決勝戦は12日に開催される予定となっている。

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