ブルージェイズに入団した山口俊投手の背番号が「1」になったと、球団の公式ホームページに表示された。メジャーの日本人投手で背番号1桁は史上初めてとなる。

日本球界で背番号1で活躍した投手は・・・


 高校野球において「1」番はエース投手の背番号として広く知られている。だが、プロ野球界において背番号1の投手は、そう多くは見られない。

 現在背番号1を背負う投手は2人。楽天・松井裕樹投手は入団以来、1番を背負い続けている。また日本ハム斎藤佑樹投手は、入団7年目を迎える2016年オフに「18」から心機一転、「1」へと変更した。

 歴史を振り返ってみても、背番号1で活躍した投手は数多くない。

 その中でも別格なのは「草魂」と呼ばれた近鉄・鈴木啓示投手だろう。入団から引退まで背番号1一筋。通算703試合に登板し、317勝238敗2セーブ防御率3・11という数字を残した。背番号1の投手で、過去に100勝以上したのは鈴木だけである。近鉄の背番号1は永久欠番に。その後、球団がオリックスとの合併により消滅し、永久欠番の決定事項も失われた。合併先の球団である楽天で、松井が背番号1を継承している。

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メジャーでは投手の一桁背番号が増えつつある

 他に1番で活躍した投手といえば、オリックス加藤伸一投手が92勝。阪神、オリックスプレーした野田浩司投手が通算89勝したぐらい。古くはロッテ愛甲猛投手、中日・近藤真一投手、阪神・中込伸投手、ロッテ大嶺祐太投手、DeNA熊原健人投手らが背負ったが、投手として大成することはなかった。

 実はメジャーでは、投手の一桁背番号がにわかに増えつつある。

 山口が加入したブルージェイズは、昨季途中にトレードで放出した元エースのマーカス・ストローマン投手が背番号6を長く背負っていた。レイズで一昨季のサイ・ヤング賞に輝いたブレーク・スネル投手の背番号は4。ドジャースの若手有望株として期待される左腕フリオ・ウリアス投手は背番号7だ。ヤンキースの救援右腕アダム・オッタビーノ投手は、ロッキーズ時代から背番号0を愛用している。

 一桁投手は近年のトレンドになるつつあるが、メジャーでも背番号1で投手として大成したケースは近年見られていない。守備順ごとに割り振れば、文句なしで1番となる投手の背番号。山口が新境地を切り開くことができるのか、投球内容に加えてその大きな背中にも熱視線が注がれることになる。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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