今をときめく人気ラッパーのリゾが、ツイッター活動を休止することを発表した。下積み時代には家を失うなど、さまざまな苦労を経験しながらもトップ歌手にのぼりつめたリゾ。「これ以上耐え切れない」というほど追い詰められた理由は、一体何だったのだろうか?



リゾ



 5日(日)、ファンツイッター活動休止を報告したリゾ。140万人以上のフォロワーを有する自身のツイッターにこう綴った。


「これ以上、ツイッターのくだらないことには付き合っていられない。中傷コメントが多すぎ。その気になったらまた戻って来るから」


 リゾは曲を通じて、ありのままの自分を愛する大切さと、「どんな体形でも私はイケてる」というポジティブメッセージを発信し、全米で絶大な支持を受けている。リリースしたシングルアルバムは軒並みヒットし、昨年9月には、元気が出ると評判の失恋ソングTruth Hurts』で初の全米1位に輝いた。音楽の祭典『MTV ビデオミュージック・アワード」や人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』で披露したパフォーマンスも高く評価された。


 しかし、このトレンドを苦い思いで見ている人もいるようだ。


 先月、あるツイッターユーザーが、「リゾが人気なのは、アメリカに肥満が蔓延しているから」と投稿。さらに、「人々に改善を呼びかけるのではなく、そのままの姿でいいんだよとウソをついている。残念ながら、そういう人の多くは糖尿病や心臓病で死にかけているというのに」と批判を展開した。




 それに対してリゾは、次のように反撃した。


「私が人気があるのは、良い曲を書き、才能があって、愛に満ちたパワフルなパフォーマンスをするから。改善する必要があるのはあなたよ


「私のことに口出さず、人のことを言う前に鏡で自分のことを見てみなさい。注目を集めたいんでしょうから、お望み通りに」


 自身のツイッターで、こう皮肉たっぷりに反論したリゾを擁護する声は多かった模様。しかし、ネットでの批判はこれだけにとどまらなかった。


 昨年12月NBAの試合を観戦した際にリゾが着用していた服で賛否両論が上がった。というのも、お尻の部分が丸く切り取られたような形になっており、そこからTバックが丸見えだったのだ。




 しかも、会場内で自分の曲が流れると、観客席を立ち上がり、Tバック丸見え状態で尻振りダンスを披露。これにより会場は盛り上がったが、ネットでは賛否両論巻き起こった。


「リゾのお尻は見たくない」とする反対派の意見、「リゾが太っているから批判しているの?」という肯定派の意見、また「子供に見せるのはちょっと……」といった意見も。


 NBAでの観戦に限らず、際どいファッションで公の場に現れるセレブは多く、ときには物議を醸すことも。だが、今回の件は、ファッションだけでなく、体型批判についての論争にまで発展した。


 これまで、アンチによる批判にうまく反撃してきたが、最近ではSNS疲れを口にしていたというリゾ。とうとう耐え切れず、ツイッター離脱を決断したようだ。


◆下積み時代に経験したドン底
 ネットの世界ではアンチに悩まされたリゾだが、歌手としてのキャリアは絶好調だ。2020年第62回グラミー賞で最多8部門にノミネートされるなど、米音楽界において名実ともにトップ歌手となったが、日本でもブレイクするのは時間の問題かもしれない。


 今年1月から、日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」のエンディングテーマとして、ヒット曲『Good as Hell』が放送開始されている。さらに、1月6日より渋谷ハチ公前のスクランブル交差点の4つのモニターで、リゾのスポットとミュージックビデオが放映され、1月13日からは大阪道頓堀ツタヤエビスバシ ヒットビジョンでも放映が開始される予定とのこと。
 ブレイク前には、家も仕事も失った時期があったというリゾ。24時間制のジムでシャワーを浴び、知り合いの家や車の中で寝泊まりしたこともあったそうだ。さらに、父を亡くすといった不幸も重なり、どん底を経験。しかし、こうした辛苦を味わったからこそ、どんなときでも自分を愛するポジティブな精神を身に着けたようだ。


 リゾは、最近こんなふうに語っていた。


「私はポジティブな音楽を長年作ってきた。そして最近文化が変わった。存在してはいたものの、一般的でなかったものがたくさんある。ボディポジティブもその一つ。最初は太った体型や黒人女性の抗議手段といった形態だったけど、今ではトレンディで商業化してきている。それで私が主流と取られるようになった。突然私がメインストリームになったの」


 超ポジティブで天真爛漫キャラで人々から愛されているリゾ。しかし、その境地に達するまでには、様々なつらい想いや経験を乗り越えてきたのだ。


<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>



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