仕事ができずに悩んでいる「新人ナース」にエールを送る漫画がSNS上で話題となっています。新人時代、仕事ができる同期と自分を比べたり、先輩に怒られたりして、悩んでいた看護師の女性。それでも、何とかナースの仕事を続けてきて…という内容で「分かる」「近道はない、ホントですね」「みんなが通る道」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

新人時代、うれしかったことは?

 この漫画を描いたのは、なんちゃってなーす(ペンネーム)さんです。普段は看護師として働きながら、イラストレーターとしても活動しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

なんちゃってなーすさん「私の落書きを見ていた看護師の友人から、『せっかくなら、SNSで看護師の漫画を描いてみたら?』とすすめられたのがきっかけです。幼稚園の頃から大人になるまで、いろんなところに落書きばかりしていました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

なんちゃってなーすさん「悩んでいる新人看護師さんから、インスタグラムにコメントやメッセージがよく届くので、励ましたくて描きました」

Q.看護師の仕事に慣れてきたのを実感したのは、いつごろだったのでしょうか。

なんちゃってなーすさん「2〜3年目あたりでしょうか。ずっと前のことなので明確には覚えていませんが、気が付いたら慣れていた感じです」

Q.落ち込んだとき、立ち直るためにしていたことなどはありますか。

なんちゃってなーすさん「場合にもよりますが、現在はなるべく早く寝て休息を取るようにしています」

Q.新人時代、逆にうれしかったことや励まされたことがあれば教えてください。

なんちゃってなーすさん「とても怖いと思っていた先輩に認められて、褒められたことです。今思えば、指導をしてくれる人がいる時代はよかったです。今は誰も指導してくれないので、その分つらいです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

なんちゃってなーすさん「『勇気をもらえた』『頑張ってみます』『昔を思い出しました』などの声が多かったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

なんちゃってなーすさん「『なんちゃってなーす』を続けながら、ちょっとしたコラムのようなものも添えてみたいと思っています。欲を言えば、看護雑誌や広告の挿絵も描いてみたいです」

オトナンサー編集部

悩んでいる「新人ナース」にエールを送る漫画のカット=なんちゃってなーす(nanchattenurs)さん提供