世界最大のプロレス団体WWEは日本時間14日、ケンタッキーレキシントンのラップ・アリーナにて主力ブランドのロウを開催した。

 日本時間27日に開催される年間4大ビッグマッチのひとつ、PPV「ロイヤルランブル」で、ベッキーリンチのロウ女子王座に挑戦する“女帝”アスカ(withカイリセイン)が調印式を行った。ベッキーと向かい合ったアスカは「お前はワシに勝てへんて何回言わせるんじゃ。バカバカバカバーカ!」と“大阪”弁でまくし立てると、カイリは和傘でベッキーを突っついて挑発した。

 アスカベッキーは契約書にサインすると、ベッキーが「強い方が勝つ」と逆に挑発。すると突如アスカベッキーの顔面に毒霧を噴射。ベッキーが目を開けられず悶絶する中、アスカカイリベッキーをあざ笑いながらリングを後にした。バックステージでアスカは「ベッキー見たか!めっちゃ笑けたな。めっちゃ負けてんねん、あいつ、ワシに。アホちゃう。もうロイヤルランブルも勝っちゃうで。私、強すぎるからしゃーないな」とカイリと共に王座戦に向けて余裕の勝利宣言アスカベッキーに先制パンチを成功させたと言ってもいいだろう。

 アスカはスマックダウンの女子王座は獲得したことがある。もうひとつのメジャータイトルであるロウの女子王座も戴冠し、歴史に名を刻みたいところ。ロイヤルランブルで良い結果を残せばその先には、世界最大のプロレスイベント・レッスルマニアでも中軸を担うことになる。アスカにとってはどんな手段を使ってでも勝っておきたい一戦だ。
(どら増田 / 写真・©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

ベッキー(右)に毒霧を噴射するアスカ