蔚山現代FC(韓国)から柏レイソルへ加入した韓国代表GKキム・スンギュが、チームメイトに自信を持っているようだ。

2016年シーズンから今シーズン夏までヴィッセル神戸に在籍していたキム・スンギュは、今回の移籍について「新しいチームを選ぶ際、監督は非常に大きな要素になってくると思います。ネルシーニョ監督に関しては(神戸の時)一緒にやったことがありましたので。新しいチームになりますが、監督はわかっていて移籍するにあたり迷いはなかったです」と半年ぶりのJリーグ復帰に至った経緯を説明した。

対戦経験もある柏の印象について「以前にJ1で対戦した時も非常にやりづらい強い相手、手強い相手という印象がありました。去年からやってきたことを今年も引き続き継続できるのであれば、優勝も充分に狙えるチームなのではないかなと思います」。

また、それを成し遂げるための人材がいて、自身のタスクを遂行することを誓った。「自分がGKというポジションなので、 “失点をしない”“難しい時間帯を耐える”ことが非常に大事になってくると思います。それができるのであれば、我々のチームの前線には非常に能力の高い選手たちが揃っていますので仕事をしてくれると思います。なので、まずは自分の仕事をしっかりとやっていきたいと思います」とコメントしている。

そのキム・スンギュには熾烈なレギュラー争いが待ち受けている。新体制発表会の背番号発表時に退団の噂があったGK中村航輔の名前がコールされると会場は歓喜。絶対守護神としてJ1返り咲きに尽力した中村からゴールマウスを奪わなければならない。奇しくも、キム・スンギュは昨年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権2019の最終節の韓国代表vs日本代表で中村と対峙。その試合は、キム・スンギュが無失点で抑え1-0で韓国が勝利している。キャンプやプレシーズンマッチなどでアピールを続け、ネルシーニョ監督のファーストチョイスになることはできるだろうか。開幕戦のゴール前に注目が集まる。

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