GRスープラのエントリーモデル
トヨタは、スポーツカー、GRスープラのエントリーモデルをヨーロッパで発売する。
新しいモデルに搭載される2.0L直列4気筒ターボチャージ・エンジンは、スープラの現行モデルの3.0L直列6気筒と同様、BMWのスポーツカー・エンジンラインナップから採用されている。
8速ZFオートマティック・ギアボックスを介して258psのパワーと40kg-mのトルクを後輪に送られる。CO2排出量は156-172g/km。
3.0Lモデルと比較してパワーが81psも少ないにもかかわらず、2.0Lスープラの0-97km/h加速は5.2秒。3.0Lモデルとの差はたったの0.8秒だ。
同じエンジンを搭載するBMW Z4 sドライブ30iの、最高速度240km/hに匹敵する可能性もある。
この新しいエンジンは3.0Lユニットよりもコンパクトで100kg軽量なため、クルマの中央に取り付けて、50/50の重量配分を実現することができる。
トヨタは「クルマの慣性特性とシャーシバランスを改善して、より鋭いハンドリングを実現することができます」と述べている。
スープラのチーフエンジニア、多田哲哉は「機敏なステアリングと安定したコーナリングを実現するために、50/50の重量バランスを目指しながら、重量を減らす努力をしました。大きな課題でしたが、妥協したくはありませんでした」と語る。
さまざまな安全機能とオプション
18インチの合金ホイール、アルカンターラでトリミングされたスポーツシート、8.8インチのインフォテインメントディスプレイ、歩行者検出システム、レーンキープアシスト機能、緊急自動ブレーキなど、さまざまな安全機能が標準装備されている。
オプションのコネクト・トリムパッケージには、衛生ナビゲーション、ハイレベル接続機能を備えている。
一方、スポーツパックには、アクティブディファレンシャル、アダプティブサスペンション、アップグレードブレーキが含まれる。
2.0Lのオプションはヨーロッパ全体で発売されるが、GT86がGRパフォーマンスのエントリーモデルとして定着している英国への投入計画はなさそうだ。
3月にヨーロッパで発売される、新しいスープラの販売価格は近日公表される予定となっている。
■BMWの記事
【より鋭いハンドリング】トヨタGRスープラ 2.0Lの入門モデルをヨーロッパで発売
ACシュニッツァー ACS5スポーツ
【まだまだ上がっていい極上車】BMW M3 スポーツエボリューション(1990年) BHオークション
【無傷のウイニングカー】2350万円まで入札されるも落札されず BMW 320ST/ニュル24時間・スパ24時間ウィナー BHオークション
■トヨタの記事
【より鋭いハンドリング】トヨタGRスープラ 2.0Lの入門モデルをヨーロッパで発売
【やっぱり強いのか】SUVブームでも、プリウス/ノート/シエンタが年間トップ3 2019年の販売
【2021年発売へ】新型トヨタ86/スバルBRZ 開発者、ハイブリッド否定 2.0L→2.4Lターボか
【比較】トヨタGRヤリスとノーマル・ヤリス どう違うのか ライバルは存在する? 検証
コメント