全頭ブリーチの代償は大きい…ブリーチ後何度染めても髪が茶色く抜けてしまうときの対処法とは
全頭ブリーチの代償は大きい…ブリーチ後何度染めても髪が茶色く抜けてしまうときの対処法とは

ブリーチ後の髪の毛の状態

外国人風の髪の色にしたい場合、キレイな発色を求めるために、ブリーチをすることがあります。

ブリーチをすると髪が傷むということは、よく知られていますが、ブリーチ後に髪の毛がどんな状態になっているかはあまり知られていません。

まず、ブリーチは、黒のメラニン色素を壊すことで髪を明るくします。

ブリーチ剤に配合されている過酸化水素は、漂白剤にも使用されているくらい強力な化合物なので、それを髪に付けるのですから、もちろんダメージがでてしまうのは当たり前ですね。

また、ブリーチは、髪のキューティクスをこじ開けて、そこから無理矢理メラニン色素を壊しています。

メラニン色素だけではなく、一緒に髪の主成分のケラチンも分解してしまうのです。

ですから、ブリーチ後は、ケラチンが壊されてパサパサの髪になったり、ツヤを与えるキューティクルが剥がれているので、摩擦などの少しの刺激で髪が切れやすくなったりする状態になっています。

最悪、キューティクルが溶けてボロボロになってしまうこともあります。

どうして髪の色がそんなに抜けてしまうの?

ブリーチ剤の第1剤と第2剤(過酸化水素とアンモニア)を合わせることで、髪の表面のキューティクルを開いて、髪の内部にあるメラニン色素を破壊しているので、髪の色が抜けるのです。

まず、アンモニアで、髪を柔らかくしてキューティクルを開かせます。

そして、髪の内部に過酸化水素が入り、酸化力によってメラニン顆粒を破損することによって、茶髪や金髪になっていくのです。

ブリーチは、放置時間によって色味が変化します。

最初は茶色に変化、その後、オレンジ、黄色、金髪という風に変化していきます。

髪の色が茶色っぽく抜けてしまうときの対処法

日本人の髪質的に、ブリーチをしても赤茶っぽく抜けてしまうことはよくあることです。

これは、髪の中のメラニン色素が欧米人よりも赤味が多く入っているからです。

だからといって、何度もブリーチをすると、髪がハイダメージの状態になってしまいます。

そこで、赤み、茶色みを消したい場合は、ブリーチ後にカラー剤で「マッド」や「アッシュ」といった色を重ねること。

赤みを取るのではなく、反対色の色を使って抑えるという原理です。

カラー剤をコントロールすることで、キレイな透明感のある色をつくりだすことができますよ。

中々うまくいかない方は美容師さんに相談してみましょう!

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