リヨンは、ビジャレアルに所属するカメルーン人FWカール・トコ・エカンビの獲得に迫っているようだ。17日、フランス紙『レキップ』が報じている。

 トコ・エカンビは、スピードを武器とする27歳のアタッカー。ビジャレアルでは1年目からリーグ戦10ゴールをあげる活躍を見せ、2年目となる今季もここまで18試合で6得点を決めている。

 リヨンは昨年12月、攻撃の核であるオランダ代表FWメンフィス・デパイを前十字靭帯断裂の大ケガで欠いており、今季の残りの全試合を欠場するものとみられている。そのため、今冬は新たにチームの中心となるアタッカーの獲得を目指しており、リーガ・エスパニョーラで結果を残すトコ・エカンビに白羽の矢を立てたようだ。

 クラブの会長を務めるジャンミシェル・オラス氏は、「今はビジャレアルと交渉中で、合意に至ったというにはまだ早い」と述べているものの、トコ・エカンビ本人がリヨン移籍を望んでいることもあり、交渉は順調に進んでいる模様。移籍金は2000万ユーロ(約24億円)とみられ、今週末に契約が結ばれるようだ。

リヨン移籍が目前となったトコ・エカンビ [写真]=Getty Images