新宿から特急で約1時間半。首都圏に近い、全国屈指の温泉郷である「石和温泉郷」に到着します。武田信玄ゆかりの地としても有名な町で、ワイナリーが点在し、花火や夜景など見所も盛りだくさんです。『新日本観光地』で全国3位に選ばれ、多くの観光客で賑わう温泉地でもあります。今回は、そんな石和温泉郷の中でも最大規模を誇る「ホテルふじ」を宿泊ルポ!


駅からの無料送迎がある


JR「石和温泉」駅からホテルへは無料送迎を頼めます。駅に到着したら「ホテルふじ」に電話を一本入れるだけでオッケーです。ホテルの専用車に乗れば、約5分でホテルに到着します。ホテルまで歩くと結構、距離があるので、無料送迎があるのは助かりますよね。

モダンで広々としたロビー


ホテルふじは50年以上営業している老舗温泉ホテル。外観はレトロな雰囲気です。しかし、ホテルの中に一歩足を踏み入れると、そこには広々としたモダンなロビーがあります。



エントランスを入って左手には、プールサイドに面した「cafe&bar Helios」も。週末はプロのミュージシャンによるコンサートを楽しみながら、お茶やお酒、軽食を味わえます。

今回、筆者が利用したのは「癒し旅 のんびり温泉女子会プラン」。館内にあるスパ「LALU SPA」で15分のアロママッサージを受けられ、色浴衣を選べます。さらに、お部屋で好きなアロマオイルを焚くこともでき、john masters organicsのアメニティーのプレゼントまであり、心身ともにリフレッシュできますよ。



チェックインを済ませると、部屋で焚くアロマオイルを選びます。



続いて、色浴衣を選びます。色や柄が豊富なのが嬉しいですよね。

のんびりと過ごせる和室


筆者が宿泊したのは、こちらのお部屋。和室で畳も新しく、のんびりと過ごせます。テレビの前に置かれたピンクの椅子はマッサージ座椅子。「癒し旅 のんびり温泉女子会プラン」だと無料レンタルができるんです。



洗面所には歯ブラシやクシなど一通りのアメニティが揃っています。



プレゼントのjohn masters organicsのアメニティ。ホテルで滞在中に使っても良いですし、持ち帰れば、次回の旅行で活躍してくれそうです。



チェックイン時に選んだアロマオイルを、スタッフがお部屋で焚いてくれました。ゼラニウムの良い香りが漂い、さっそくリラックス

無臭でサラサラとしたお湯が溢れる広いお風呂

露天風呂「風林」

ホテルふじのお風呂は、内風呂が広く、露天風呂も開放感があります。泉質はアルカリ性単純泉で、サラサラとしていて無臭。5分も温泉に浸かれば、体が芯から温まり、湯冷めもしづらいです。お風呂は全部で6つあり、内4つ(内風呂:2つ、露天風呂:2つ)は男女入れ替え制で入浴できます。残り2つは貸切展望風呂「ぶらり」と「ゆるり」です。

山梨の旬の食材をふんだんに使った豪華バイキング


温泉ホテルの楽しみのひとつ、夕食。「癒し旅 のんびり温泉女子会プラン」ではバイキングと会席膳の2つから選べます。筆者はバイキングを選択。このバイキングの夕食が想像以上に豪華でした。




山梨の旬の食材をふんだんに使った和洋中、あらゆる料理が用意されていて、盛りつけも美しい・・・。まるでレストランのコース料理を一品一品選んでいくかのような気分にさせられるバイキングです。



ライブキッチンも3つあります。こちらは牛フィレ肉のライブキッチン。目の前でお肉がジュージューと焼かれ、香ばしい匂いが漂います。お肉は柔らかくてジューシーで、大満足の味わいでした。



天ぷらのライブキッチン。天ぷらにしたい具材を選ぶと、料理人の方が目の前で具材を天ぷらにしてくれます。アツアツですが、サクサクとした歯触りで、本格的な味。



お寿司のライブキッチンでは、ネタを選ぶと、板前さんがお寿司を握ってくれます。



筆者が訪れたのはクリスマスの直前だったため、クリスマス料理やケーキも豊富でした。



見ているだけで美味しそうなチョコレートファウンテンも。フルーツマシュマロをチョコレートにつけてからいただきます。



山梨名物の「ほうとう」もありました。麺は太く、モチモチしています。野菜もたっぷり入っていて美味しいです。



こちらは「富士桜高原麦酒・ヴァイツェン(クラフトビール) 670円(税込)」。フルーティーで、ライトな口当たりの飲みやすいビールです。上品な味わいで、バイキングのどの料理にもマッチしました。

ちなみに翌朝は、同じ会場で朝食バイキングを味わえます。朝食メニューもバラエティに富み、朝から美味しくお腹を満たせますよ。

LALU SPAの極上アロママッサージ


食事を終え、部屋で一息入れた後は、アロママッサージリラックスタイム。15分のマッサージはヘッド、ハンド、フェイスの3コースから選べます。筆者はハンドを選びました。腕や手首が凝っていましたが、だいぶ疲れを癒すことができましたよ。このスパには、山梨では施術を行っているスパが少ないという「シロダーラ」も受けられます。また、マッサージを受ける時間は、チェックイン時にフロントで予約できて便利です。

笛吹フルーツ公園ツアーや冬の花火も楽しめる


ホテルふじに宿泊すると、新日本三大夜景に選ばれた笛吹川フルーツ公園のツアーに無料で参加できます。約1時間のツアーですが、ベテランスタッフが甲府盆地の宝石のような夜景について、丁寧に説明してくれますので、素敵なひと時を過ごせます。天気が良ければ、満天の星空も望めますよ。

また、2020年2月の土日には「石和温泉冬花火ー笛吹川の舞ー」が開催され、笛吹川河川敷で打ち上げられる花火を約10分間、ホテルふじから眺めることができます。空気が澄んでいる冬の花火はとても美しいですよね。このタイミングに合わせて、ホテルふじに宿泊するのも良さそうです。

「ホテルふじ」オリジナルラーメンが絶品


夜景ツアーに参加すると、小腹が減ってきました。そこで、「ホテルふじ」オリジナルの「豚骨醤油ラーメン 660円(税込)」が食べられる「居酒屋コーナー ふるさと」へ。ここが意外と穴場で、ほぼ貸し切り状態で、ラーメンを味わうことができました。ラーメンはコクがあり、まろやかな味わいで、女性にはちょうど良い量。お酒のメニューも揃っているので、お風呂上がりに一杯飲みに来るのもいいかもしれませんね。

館内には遊べるスポットがいっぱい


ホテルふじの館内にはダーツやゲームコーナー、カラオケルーム、夏場であればプールなど、遊べるスポットがいっぱいです。ホテルの中で一日過ごしても退屈することはありません。



夜のプールはイルミネーションが飾られていてキレイです。ホテルのカフェでのんびりしながら、この光景を眺めることもできます。

2つのワイナリーへの無料送迎もあり


JR「石和温泉」駅からホテルふじへ向かう送迎時に、「マルス山梨ワイナリー」、「モンデ酒造」で降ろしてもらうこともできます。ワイナリーの観光を終えてからも、ホテルに電話を入れれば、無料で専用車で迎えに来てくれるので安心です。

マルス山梨ワイナリー】


マルス山梨ワイナリー」は、甲州ワインなどを試飲して、お気に入りのワインを購入できます。ワイナリー見学も無料です。


「かめ」に入っている酒精強化ワイン

自分が生まれた年につくられた酒精強化ワインを探すこともできますよ。酒精強化ワインとは、ワインとブランデーを合わせた甘味果実酒のこと。



試飲してみましたが、甘くて深みのある味わいでポートワインに似ていました。アルコール度数は高く、食後にスイーツと一緒に時間をかけてゆっくりと飲むのが良いそう。酒精強化ワインはつくられた年によって、味や風味が異なるのも面白いです。

マルス山梨ワイナリー
住所山梨県笛吹市石和町山崎126
電話番号:055-262-1441
営業時間:9:00〜16:30
定休日:火曜日
HP:https://www.hombo.co.jp/factory/yamanashi.html


【モンデ酒造】


「モンデ酒造」でも工場見学ができます。



樽が大量に置かれている場所がありました。この樽の中身は、すべてブランデーなのだとか。ブランデーはワインと同じく、ぶどうからつくられるお酒なんですよね。



もちろん、甲州ワインやリキュールぶどうジュースの試飲もできます。



ここでしか買えない限定商品の「お茶のお酒」。甲州ワインに愛知県産の緑茶抽出液をブレンドしたリキュールなのだとか。試飲したところ、甘みが強く、牛乳で割って飲むと、より美味しくなりそうでした。



また、飲みやすいスパークリングワインも人気だとか。スパークリングワインは、フルーティーで爽やかな口当たりで飲みやすいですよね。

モンデ酒造
住所山梨県笛吹市石和町市部476
電話番号:055-262-3161
営業時間:8:30〜17:00
HP:https://www.mondewinery.co.jp/


「ホテルふじ」のオリジナルワイン


「ホテルふじ」の売店では、オリジナルワインも購入できます。山梨県のシラーとメルローでつくった「赤ワイン 2,250円(税込)」、甲州ぶどうでつくった「白ワイン<辛口・甘口> 各1,940円(税込)」があり、白ワインは伊勢志摩サミットの際に、各国の来賓に出されたワインなのだそう! お土産にもピッタリなワインです。

ワイナリーを見学し、美味しい食事を味わい、ゆっくりと温泉に浸かる・・・癒しの女子旅を堪能できる「ホテルふじ」は、いつも頑張っている自分へのご褒美として、ふらりと気ままに訪れたいホテルです。



ホテルふじ
住所山梨県笛吹市石和町川中島192
電話番号:055-262-4524
HP:http://www.hotel-fuji.jp/


[All photos by あやみ]