2019年にオーストラリア南東部の森林で大規模な火災が発生し、2020年1月現在も火は消えていません。
この火災によってオーストラリアが誇る美しい森林が焼失し、コアラやカンガルーなどの森で生きる動物たちが命を失いました。
人的被害も出ており、亡くなった人やケガを負った人、避難を強いられた人も存在します。
航空自衛隊、オーストラリアの大規模火災を受け出動
2020年1月15日、オーストラリアの大規模火災を受け、防衛省は国際緊急援助活動として航空自衛隊の派遣を発表しました。
現地へ向かうのは、輸送機である2機のC-130。完全武装の空挺隊員64人を乗せることができます。
産経ニュースによると、80人の自衛隊員がC-130に搭乗し、愛知県の空自小牧基地からオーストラリアに出発したそうです。
こちらは航空自衛隊がFacebookに投稿した、自衛隊員が出発する姿をとらえた動画です。
航空自衛隊は、昨年9月以降、オーストラリアで発生している森林火災に対する国際緊急援助活動のため、C-130輸送機 2機が小牧基地を出発しました。#航空自衛隊#JASDF#国際緊急援助活動#小牧基地#SaveAustraliaFair#美しのオーストラリアを守ろう!
航空自衛隊 Japan Air Self-Defense Forceさんの投稿 2020年1月15日水曜日
自衛隊出動の報に対し、ネットからは「ケガなく帰ってきてください」「大好きなオーストラリアを守ってくれてありがとう!」といった声が上がっています。
派遣された自衛隊員は現地入りしている隊員8人と合流し、人員や物資の輸送にあたるとのこと。
多くの固有種が生息している、オーストラリアの森林。今回の火災によって絶滅を不安視する声も世界中から上がっています。
これは世界規模の問題といえます。自衛隊の派遣は現地の人たちを救うだけでなく、地球の自然を守ることにもつながるでしょう。
[文・構成/grape編集部]
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