シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説を映画化した『記憶屋 あなたを忘れない』の公開記念舞台挨拶が1月18日に丸の内ピカデリーで開催され、山田涼介芳根京子佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、平川雄一朗監督が登壇。山田が「忘れられない」というジャニー喜多川からの言葉を明かした。

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ある日突然、恋人から忘れられてしまった大学生の遼一(山田)が、人の記憶を消せるという“記憶屋”の存在を探すために奔走する姿を描く人間ドラマ

記憶がテーマとなることから「忘れられないエピソード」をそれぞれが語ることになると、山田は「ジュニア時代にジャニーさんから電話がかかってきて、なんだろうと思って出たら『ユーのこと嫌いだよ』と急に言われた。ジュニアだったので、社長に嫌われちゃったし、もうこれは残れないだろうなと思った。終わったと思った」と衝撃の言葉を述懐。しかしながら数年後には、「滝沢君の舞台に出させてもらって、ソロで踊らせてもらう機会があった。公演の後に、ジャニーさんが走って楽屋に来て、僕のことを抱きしめて『ユー、最高だよ!』と言ったんです」と熱く褒められたそうで、「これがジャニーさん。その時々を生きている。それは忘れられない」としみじみと振り返った。平川監督が「嫌いというのは、好きがあるから。好きだったんじゃないですか?」と語りかけると、山田は「ジャニーさん、どうだったのかな?どうよ?」と天を見上げ、「好きだったみたいです」とお茶目な笑顔を見せていた。

またこの日は、平川監督からキャスト陣に感謝の手紙が送られるひと幕も。手紙のなかで、平川監督は「初めて山田くんに会った時、顔の美しさに『きれいだね』と言ってしまうほど、アイドルとして第一線で活躍するあなたに圧倒されたのをいまでも覚えている」と山田の第一印象に驚いたことを語り、「でもそれは内面の美しさだったことに、気がづいた」とコメント

クランクイン前は木村拓哉さん、岡田准一さん、二宮和也さんに続く系譜だと勝手に思っていましたが、撮影が進むにつれ、先輩方とはまた違ったオリジナリティを持っている、唯一無二の存在だと思いました。この先、山田くんが持っているいろいろな色を大切に作品に挑戦してほしい」と心を込めると、山田は「監督がこの作品に対して、すごい愛を持って接してくれた。平川監督からこそ撮れた作品」と感謝していた。(Movie Walker・取材・文/成田 おり枝)

監督から、顔と内面の美しさを絶賛された山田涼介