HKT48が単独コンサート「HKT48選抜メンバーコンサート～NEWYEARも、“しょうもないことが本気でやろうぜ！ヨロシクどうぞ！～」を、1月18日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催した。
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指原莉乃が卒業を発表した2018年12月15日以来のTDCホールでのコンサートとなるHKT48。運上弘菜、小田彩加、田島芽瑠、田中美久、地頭江音々、豊永阿紀、松岡菜摘、松岡はな、松本日向、村重杏奈、本村碧唯、山下エミリー、渡部愛加里、上島楓、竹本くるみ、水上凛巳花と、選抜された16人が登場した。
オープニングの映像で「2020年新春、HKT48第2章開幕」が宣言され、選抜メンバーが後列から順に紹介される形でステージに登場する。しかし、2列目に松岡はな、田中の名前が呼ばれると会場はどよめきが起こり、そして新センターとして村重が呼び込まれると驚きと爆笑に包まれる。
村重は「どもども～新センターの村重でーす！」とあいさつ。そのまま「しぇからしか！」の替え歌「シゲらしか！」を熱唱。その後、村重が自ら「シゲちゃんコール」を要求したり、「キスは待つしかないのでしょうか？」では松岡はなのせりふパートを横取りするなど、やりたい放題で3曲をパフォーマンスした。
MCでは、松岡菜摘に「心臓に悪いVTRが始まった」といじられた村重は「みんなブチギレて帰ったらどうしようかと思った」と自虐ネタで笑いを誘う。
10代最後の日となる松岡はなは「10代は一生来ないですから。どうします？って感じ。今日は若い子もいるので、みんなにも負けないくらい元気に頑張りたいと思います」と意気込み。村重が「ババアも負けずに頑張りましょう」と最年長の松岡菜摘に声を掛けた。
また、村重はセンターとなったことで「ふざけるのが怖い。前にいるからふざけ散らかせない。ストレスたまる」と心境を吐露。さらに、「センターになってスタッフさんの態度が全然違う。許せない！」と暴露した。
その後はユニット曲パートへ。村重は「Dear J」をソロで「Dear シゲ」としてパフォーマンス。さらに「明日は明日の君が生まれる」でもセンターを務めた。
続いて歌よりも練習したという寸劇「指レンジャー」のコーナー。「表参道出身だ」と東京自慢ばかりのツイン村重や指レンジャーの前に、新たなアイドル「ペディキュア5」が登場するも…。
歌に戻ると、「天国野郎」で村重がリーチ マイケルに扮(ふん)して登場。その後、「君と僕の関係」ではDJ KOOに、「おねだりシャンパン」ではROLANDに、「ロマンティック病」では「Romanticが止まらない」で知られるC-C-Bの笠浩二に、「シャワーの後だから」では博多座の「仁義なき戦い」で演じた金丸先生となって乱入するなど、全曲に絡みながら芸達者ぶりを見せた。
続いてのMCコーナーには、今年成人を迎えた田島、松岡、豊永がステージへ。それぞれの幼児期、幼少期、小学校低学年、高学年、中学生、高校生、成人式の写真と共に、思い出のエピソードを披露した。
■ 新センター田中美久「新時代を築いていく」
“最後の曲”を前に全員がステージへ。「卒業コンサートじゃないよね？」「自分がアイドルなのか心配になってきた」と笑いを誘った村重は、「今日のセットリストは、村重のことが嫌いな人にとって地獄のセットリストだと思う。でも、メンバーが協力してくれて、心が折れないようにリハから『面白いよ』って持ち上げてくれていた。心折れずにさっきの仮装を終えることができました」とこの日のコンサートについて感謝を述べた。
さらに「今日のステージを一番見てほしかった」という指原が見に来ていることを明かし、「(村重は)さしさん(指原)に一番怒られてきたメンバーなんですね。さしさんがいなかったら、今の村重はいないだろうし、ひねくれていた時代もしかり続けてくれて、見捨てないで面倒を見てくれて。(宮脇)咲良と(矢吹)奈子も韓国で活動しているけど、帰ってきたら一緒に金丸先生をやっていたいなって思うし…。今日はメンバーみんなのおかげで成功したから。ここにいないメンバーもいるけど、みんなでHKT48なので、ずっとずっと仲良しで、“頭がおかしい”HKTでいられたらいいなって思います」と涙を流しながら感動のコメントを聞かせた。
最後に全員で「HKT48ファミリー」を歌い大団円…と思いきや、再び映像が流れる。「明るいをグループ作り、(指原卒業の)重い空気は消えた。センター村重は役目を終えた」と「HKT48第3章」の開幕を宣言。新選抜のメンバー発表で最初に名前を呼ばれた村重は、最後列へ。
新センターに指名された田中が「第3章も盛り上がってください！」とファンを煽って第3章のコンサートがスタート。「しぇからしか！」「早送りカレンダー」「ウインクは3回」「君のことが好きやけん」「大人列車」と5曲をノンストップで歌い上げた。
田中が「私たちにとってHKTメンバーは家族のような存在です。今より一層メンバーが団結し、信念を持ち、私たちがHKTの新時代を築いていきます」と決意を語り、「意志」を熱唱して本編が締めくくられた。
■ 村重が明かす涙の真相
アンコールでは、メンバーがフロアー、バルコニーと客席内に散らばってファンの近くへ。撮影OKの中、「桜、みんなで食べた」「スキ！スキ！スキップ！」を披露。
最後のMCでは、松岡菜摘が「シゲちゃん、何でそんなに端っこにおるん？」と村重を笑う。さらに「(第3章の)映像流れるって知ってたじゃん？ 涙絞り出した？ すごかった」と感動スピーチについて触れられた村重は、「(本当に)センターの気持ちになっちゃって。途中で我に返って恥ずかしかった」と振り返った。
最後に「12秒」「最高かよ」とアッパーチューンを続けてパフォーマンス。HKT48らしい笑顔に溢れたコンサートは、大成功で幕を下ろした。
■ 「HKT48選抜メンバーコンサート～NEWYEARも、“しょうもないことが本気でやろうぜ！ヨロシクどうぞ！～」セットリスト
M1.しぇからしか！(シゲらしか！)
M2.メロンジュース
M3.ぶっ倒れるまで
M4.キスは待つしかないのでしょうか？
M5.口移しのチョコレート/田島、田中、松本
M7.Dear J(Dear シゲ)/村重
M8.始まりの雪/松岡菜、松岡は、本村、水上
M9.夢力/豊永、地頭江、山下
M10.明日は明日の君が生まれる/運上、田中、松岡は、村重、渡部
M11.天国野郎/地頭江、村重、渡部、水上
M12.君と僕の関係/運上、小田、(村重)
M13.おねだりシャンパン/本村、田島、豊永、松岡は、(村重)
M14.ロマンティック病/田中、上島、竹本、(村重)
M15.シャワーの後だから/松岡菜、松本、山下、(村重)
M16.KONJO/運上、小田、田中、地頭江、松岡菜、松本、村重、本村、山下、渡部、上島、竹本、水上
M17.HKT48ファミリー
M18.しぇからしか！
M19.早送りカレンダー
M20.ウインクは3回
M21.君のことが好きやけん
M22.大人列車
M23.意志
EN1.桜、みんなで食べた
EN2.スキ！スキ！スキップ！
EN3.12秒
EN4.最高かよ
※メンバー名の表記がない曲は全員（ザテレビジョン）
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