中国メディア・東方網は16日、寿司やラーメンなど日本を代表する「10大グルメ」にはすべて独自の「記念日」が設けられているとする記事を掲載した。

 まず最初に紹介したのは、間もなくやってくる1月22日の「カレーの日」だ。1982年1月22日に学校給食でカレーライスが登場したことから制定されたと説明している。2つめは、6月18日の「おにぎりの日」。87年に「日本最古のおにぎりの化石」が発掘された石川県鹿西町の「鹿」からとった6と、毎月18日とされる「米食の日」を組み合わせてこの日になったとした。

 3つめは7月2日の「うどんの日」。夏至を過ぎて麦を収穫する時期にあたる「半夏生」が7月2日であり、うどんが麦から作られることからこの日が選ばれたと紹介。4つめに紹介した「ラーメンの日」は7月11日であり、これは日本で初めてラーメンを食べたとされる徳川光圀の誕生日が西暦の7月11日だったことにちなんだものだと伝えた。

 5つめは8月5日の「親子丼の日」。これは「おやこ」から8と5の数字が想起できることから関西の鶏肉、鶏卵業界の組織が2015年に制定したと説明した。6つめと7つめは同じ8月8日で「たこ焼きの日」、「焼きそばの日」とし、たこ焼きの日はタコの足が8本であること、焼きそばの日は「焼く」から連想される8月9日の「そば」ということからそれぞれ8月8日になったと紹介している。

 8つめの10月10日は、たこ焼きとならんで大阪の粉もん文化を代表する「お好み焼きの日」。鉄板でジュージューと音を立てて焼くことから数字の10を重ねた日が選ばれたとした。9つめは11月1日の「寿司の日」だ。日本を代表する料理の1つである寿司の記念日としてこの日が選ばれた理由について記事は「11月がまさに米をはじめとする農作物の収穫期に当たるほか、平安時代末期に都落ちした平家の武将・平維盛が大和国へ逃げ延び、鮓屋の弥助と改名したと言われる日が11月1日だったことにちなむ」と説明した。

 そして最後は「そばの日」だ。こちらは毎月最後の日が「そばの日」となっているとしたうえで、特に12月の最後の日、すなわち大晦日にはそばを食べながら年を越す「年越しそば」の習慣があり、健康長寿や幸福への願いが込められていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本を代表する10大グルメ、その1つ1つに「記念日」が作られていた!=中国メディア