「森永ミルクキャラメル」の発売100周年を記念し、森永製菓(本社・東京都港区)は100年の歴史を振り返る特別展やテレビコマーシャルの放送のほか、レシピ本の発行、ブランドサイトの特別コンテンツプレゼントキャンペーンなどを実施している。

  「森永ミルクキャラメル」は1913年の発売以来、老若男女問わず幅広い層の消費者に愛されてきたロングセラー商品だ。森永製菓の創業者の故・森永太一郎氏は明治32年(1899年)、米国で学んだ製法をもとに日本で初めてキャラメルを製造・販売した。しかし、当初はなかなか消費者に受け入れられなかったという。

  数々の困難に直面しながらも、森永氏は「おいしくて栄養価の高いキャラメル子どもたちに食べさせたい」という想いから日本人の味覚に合わせて改良を重ねた。大正2年(1913年)6月10日に「ミルクキャラメル」を発売すると、翌年の東京大正博覧会で博覧会土産として人気を獲得、これをきっかけに「森永ミルクキャラメル」は、国民的お菓子への道のりをあゆみ始めることとなった。

  通常のキャラメルは、砂糖や水あめ、練乳などが主成分だが、「森永ミルクキャラメル」には、カルシウムビタミンDビタミンB群が含まれていることが特徴だ。1箱で、ビタミンDは、成人女性の1日必要量の約8割、ビタミンAは必要量の約半分弱を摂取できる。カロリーは、1箱12粒食べてもご飯1杯分。保存食としても最適だ。

  「森永ミルクキャラメル」のパッケージには「滋養豊富」、「風味絶佳」というフレーズが記載されている。これはバラ売りキャラメルの時代に新聞広告のコピーに使用されていたフレーズで、約100年にわたって変化のないフレーズは同社の消費者に対する姿勢や誇り、誓いが変化していないことを示すものだ。

  同社は今年、クッキーホットケーキミックスアイスなど「森永ミルクキャラメルブランド記念商品6品を、10日の「ミルクキャラメルの日」にむけて順次、発売してきた。

  また、森永ミルクキャラメルの起源と文化を展示する「森永ミルクキャラメル誕生100周年展」や、イメージキャラクターに女優の上戸彩さんを起用した新しいテレビコマーシャルのオンエアのほか、「森永ミルクキャラメル」を使って作るおかずやスイーツ、飲み物など100種類のレシピを掲載した「森永ミルクキャラメルレシピ100」の発売や、「森永ミルクキャラメル100周年記念プレゼントキャンペーン」を実施し、節目の年を盛り上げる。

  森永製菓では「大正・昭和・平成と3つの時代を経て多くの方にご愛顧いただいたことに感謝するとともに、これからも創業者の想いとともに商品作りを目指して参ります」としている。