昨年8月に結婚した小泉進次郎環境相とフリーアナウンサーの滝川クリステルの間に17日、第1子となる男児が誕生した。小泉氏は15日の環境省での会合で、第1子誕生後の3か月間のうちに育児休暇を2週間ほど取得することを明らかにしている。この決定にデヴィ夫人が異論を唱えた。これまで夫人は、どんなに番組共演者が彼を非難しても「大臣として成長するのを見守りたい」と小泉氏を必死に擁護してきた。彼の講演会では聴講者を代表して花束を渡す役割まで引き受けていたデヴィ夫人に、一体何があったのだろうか。

昨年の9月28日に放送された『胸いっぱいサミット!』(関西テレビ)では、環境相に就任してから約2週間が経った小泉進次郎氏の発言を検証した。この頃は米ニューヨークの国連本部で外交デビューした小泉氏の“セクシー”発言や、福島第一原発事故で発生した除染廃棄物の最終処分について具体策を問われた時の“30年後の自分は何歳か”発言が世間の注目を浴びていた頃だ。同番組でも「HOW(どうして)に答えない」「批判や反発を受ける発言をしない」という小泉氏の姿勢がパネラーの前大阪市長橋下徹氏、タレントの東国原英夫らが苦言を呈したが、デヴィ夫人は「まだ2週間なんですから、大臣になってから。時間をあげましょうよ!」「結論、結論って2年も何もしなかったというなら、騒いでもいいと思いますけどね」と猛烈に擁護していたものだ。また後日、都内で行われた一般社団法人全国経営者団体連合会のイベントで講演を行った小泉氏へ壇上で花束を贈呈し「小泉進次郎大臣だけしか話せない素晴らしい講演でした」とSNSでべた褒めしていた。

しかし1月18日の同番組で小泉氏の育休取得の話題を取り上げると、デヴィ夫人は「国家と国民ために働くのが政治家」、「育休はお手伝いさんやベビーシッターを雇えない人が、大変な奥さんを助けるために取るもの」といった考えを示した。この意見にMCの増田英彦(ますだおかだ)が「でも制度はあるけれども、なかなか会社で取れない人が結構多いから、その流れを変えたいという動きではあるわけで」と説明するも、「でも彼の場合、お手伝いさん、看護師さん、乳母。誰でも雇えるじゃないですか。なぜ育休を取らなきゃならない?」とデヴィ夫人は納得せず、厳しい表情のままだった。

一方で勝俣州和は、小泉氏の「(自分が取得することで)育休制度に対する、世の中の空気を変えたい」との思いには賛成するものの、「誕生後の3か月間のうちに育児休暇を2週間ほど」という期間に矛盾を感じると話す。仮に3か月間全て育休取得したとしても、「その後も大変だから」とさらに声を張り上げた。勝俣は中学生と小学生の子を持つ父親で、彼自身は育児休暇として長期間仕事を休んだ経験はない。だが妻が妊娠中から子供が3歳になるまで、どんなに帰宅が遅くなっても翌朝の食事は彼が用意していたと話している。そういった経験から「3か月と言ってるけど、もっと先までやったほうが良いと思う」と、小泉氏にはこれからも家事や育児に積極的に携わって欲しいとアドバイスをしていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび

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