2020年1月17日、中国紙・環球時報は、フィリピンマニラタイムズが「誰が中国を恐れているのか」と題する記事を掲載したと報じた。
環球時報によると、記事の筆者は「中国の歴史を見ると、この国は自身の発展を重視しているのであって、対外的な拡張を重視しているのではないことが分かる」と主張。「かつての『蚕のまゆ』のような本能と閉鎖的な政策が中国を自力更生的な文明へとさせた」とし、中国人の移民も侵略ではなく貿易商人という基礎の上に成り立っていると論じた。
その上で、「西洋諸国はかつて、世界中を探検して征服し、山分けしてきた」と指摘。中国は、シルクロードのような貿易ルートによる物品売買に忙しくしていたと述べ、スペインポルトガル、英国、フランスイタリアオランダは次々と植民地を設けていたと説明した。
そして、米国のジミー・カーター大統領が昨年、中国は1979年以降1度も戦争をしていないのに対し、米国は常に戦争していると指摘したことを紹介。カーター大統領は「米国がその200年余りの歴史において平和を享受したのはわずか16年。そのため米国は『世界史上最も好戦的な国』になった」とし、これは、米国が往々にして「米国の原則を受け入れるよう」他国に武力で迫るためだとの考えを示したという。
続けて記事は、「中国の平和による経済的利益は誰の目にも明らか」と紹介。カーター大統領が「米国はどれだけの高速鉄道を建設しただろうか」と問い掛けたことを取り上げ、18年末時点で中国は約2万9000キロメートル高速鉄道を建設していることを説明した。記事は、「中国は戦争で一銭も浪費していない。これが、各方面で中国がわれわれの先を行く原因」とのコメントも伝えたという。(翻訳・編集/山中)

17日、中国紙・環球時報は、フィリピン紙マニラ・タイムズが「誰が中国を恐れているのか」と題する記事を掲載したと報じた。写真は紫禁城。