19日、神戸市中央区の路上でバスに全裸で乗り込んだとして、同市灘区の無職男(34)が現行犯逮捕。その犯行理由に呆れ声が広がっている。

 事件が発生したのは19日午前7時過ぎ、JR三ノ宮駅付近に停車していたバス。灘区に住む無職の男(34)が全裸で現れると、そのままバスに乗り込み、無言で席に座った。服や所持品などは一切持っておらず、何を考えていたのかは全く不明である。

 この様子を見たバスの運転手が「全裸の男がバスに乗り込んできた」と通報。駆けつけた警察官に公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された。取り調べに対し、男は「酔っぱらっていて覚えていない」と話しているという。当時、バスには20~30人の乗客がおり、その様子は異様だったと思われる。現在、警察が詳しい動機や乗車に至るまでの過程を追及している。

 この犯罪に、「寒くなかったのか」「何を考えているのかさっぱりわからない」「単なる露出狂だったのでは」「乗客が怖かったと思う」などの声が上がる。また、「好きで全裸になったわけではないのでは」「何か特別な事情があったのかもしれない」など、裏を読むようなコメントもあった。現在のところ、「何があったのか」についてはわかっていない。

 当然ながら、全裸で外を歩くなどした場合は公然わいせつ罪となる。2018年7月には同じ神戸市で、自宅の庭先で全裸になっていた男性が公然わいせつ罪で現行犯逮捕されたことがある。外出時に服を着ることは、現代日本社会では、当たり前の話なのだ。

 容疑者は酒に酔っており、事件に巻き込まれたのではなく、理性を失っていたものと思われるが、「酒に酔っていて覚えていない」という言い訳は、犯罪において通用しない。罪はしっかりと償うべきだ。

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