岐阜県北部の飛騨高山。雄大な北アルプスに囲まれた自然豊かなこの地は、古き良き日本を偲ばせる街並みや温泉、飛騨牛をはじめとするご当地グルメなど様々な魅力にあふれています。

そんな飛騨高山で絶景を楽しめる場所のひとつが、長野県との県境にある新穂高温泉。ここでは日本唯一の2階建てゴンドラである「新穂高ロープウェイ」で山頂まで行き、360度に広がる雄大な北アルプスのパノラマが楽しめるのです。

新穂高ロープウェイは、新穂高温泉駅と鍋平高原駅を結ぶ第1ロープウェイ、しらかば平駅から西穂高口駅を結ぶ第2ロープウェイに分かれています。第1ロープウェイに4分乗車後、第2ロープウェイ乗り換えて7分で山頂に到着です。

ロープウェイ乗り換え地である鍋平高原からは、既に顔をのぞかせているアルプスの姿が。ここにはビジターセンターや温泉、足湯があるほか、しらかば平駅にはレストランやベーカリーも入っています。

目の前を走る2階建てゴンドラを見ながら、ゆっくり足湯に浸かるのも良いですよ。

筆者が訪れたのは3月でしたが、初夏から秋にかけては山野草ガーデンの散策もおすすめ。普段なかなか見られない山野草や高山植物が可憐に花を咲かせている様子を、じっくり観察できます。

第2ロープウェイは発車後にどんどん高度が上がり、周囲の山々を追い越しながら山頂に到着します。

山頂から見えるのは、北アルプスが織りなす360度の大パノラマ!雪をかぶった山々が青空に良く映え、荒々しくも美しい風景には感動するばかりです。

山頂の標高は2156m。この日の気温は3度でしたが、日差しが強いからか寒さはあまり感じられませんでした。とはいえ寒さが苦手な方はしっかり防寒してお出かけください。

設置されているポストから、登頂記念のはがきを出してみるのもおすすめ。売店にはここならではのオリジナルはがきも販売され、記入するためのスペースも用意されています。

展望台のすぐ下に広がる千石園地では、冬になると巨大な「雪の回廊」が出現します。周囲を真っ白な壁に囲まれた道を進んでいくのは、なんとも不思議な感覚。晴れた日は日差しが反射して目も開けられないほど眩しいですが、雪の表面が日光を受けてキラキラ輝く様子がとても美しいです。

山頂見学を終えたら、「わさびソフトクリーム」や飛騨牛の串焼きなど、ご当地グルメを楽しむのもお忘れなく。

今回紹介した冬の風景のほかにも、初夏には新緑、秋には紅葉に色づく山々が見られます。9月下旬から10月中旬にかけては、雪をかぶった山と紅葉のコントラストが楽しめるそうです。

長い登山をしなくとも、山頂駅まで楽々と運んでくれる新穂高ロープウェイ。雄大な北アルプスの自然を間近に感じてみてはいかがでしょうか。

2階建てゴンドラ「新穂高ロープウェイ」で楽しむ北アルプスの絶景