世界第4位のスマートフォンメーカーである中国のXiaomi(シャオミ)は2019年12月9日、日本市場への参入を表明した。既に日本市場に参入している中国のファーウェイ(Huawei)やオッポ(OPPO)などと比べて遅れて日本市場に参入したがすでに成功を収めたという。中国メディアの今日頭条は14日、シャオミは軽々と日本市場をものにしたと紹介する記事を掲載した。
シャオミは、海外進出に力を入れており、インド市場ではシェア1位となるなどの成功を収めている。スマートフォンの出荷数ではアップルに次ぐ世界第4位のメーカーで、中国内ではIoT家電のブランドとしても知られる。
記事は、シャオミは日本でスマートフォンのNOTE10に加え、ウェアラブルデバイス「Miスマートバンド4」、モバイルバッテリー「パワーバンク3」、炊飯器「Mi IH炊飯器」、スーツケースを発売し、メディアに注目されたと紹介。中でもMiスマートバンド4は、ウェアラブルデバイスの販売数で発売から1カ月足らずで「販売数第1位になった」と伝えた。これは、Amazonの「活動量計」のランキングで、「売れ筋」1位になったことを指しているようだ。
この快挙に記事は、「日本市場は特殊で海外メーカーが入り込みにくい事情がある」と紹介。日本製品は性能が非常に高く技術も進んでいて、消費者も比較的閉鎖的なので、海外メーカーが進出しにくいが、そんな中でシャオミが優秀な成績を収めたことを記事は称賛している。
とはいえ、スマートフォンの分野では、日本ではアップルのシェアが圧倒的であり、そのほかは日本メーカーがほとんどを占めていて、中国メーカーではファーウェイが比較的よく健闘しているという程度であり、中国メーカーは日本市場では苦戦していると言えるだろう。シャオミが日本市場でどれだけ売れるのか、もうしばらく観察が必要だが、日本市場で成功するのはそう簡単にはいかないかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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