人間の喜怒哀楽の感情はどれも無形で、数値で表せるものはひとつもありません。

だからこそ、嬉しいとか、悲しいとか、怒っているとか、そんな感情たちを正確に伝えるのはいつも困難で、時には正確に伝わらなかったり、違った伝わり方をしてしまうときがあります。

そんな中でも「愛情」や「好意」というものを伝えるのは本来一番難しいといわれています。

特に日本人は愛情を伝えることが下手だといわれていて、そこには照れがあったり、かっこつけがあったりして、本当はめちゃくちゃ好きなのにどうってことない顔をしてしまうのです。

しかし、中には好意がまるわかりの人、いますよね。周囲の人から「絶対にあの人のこと好きでしょ‼」ってすぐバレちゃう人。

そこで今回は、女性が無意識にやりがちな「好きな人にとってしまう態度」について書かせていただきます。結構、男性にバレちゃってるんですよね。

■本来、好意はバレたくないもの

多くの人は自分が持つ恋愛感情を相手に悟られたくないものです。

理由は簡単。もし何かの拍子に好意が伝わってしまったとき、相手から拒絶されることが怖いからです。

つまり、それは告白していないのに失恋するのと同じことを意味します。

だからみんな好意をひた隠しにして、どうしても抑えきれなくなったときに、フラれたときに傷つくことを覚悟して告白するんです。

■バレてる! 女性が無意識に好きな男性にとる態度

本来バレたくない好意に、男性が気づいてしまうこともあります。

前述したように、やっぱりダダ漏れの人っているんですよね。

男性がつい気づいてしまう、女性からの好意を感じる態度を具体的に挙げてみたいと思います。

◇(1)LINEのスピード感

まず定番のところからだと「LINEでの態度」があります。もうこれはわかりやすい。

文面から伝わってくる温度も違いますが、特に返信のスピード感にはよく表れがちです。

多くの男性は「返信のスピード」と「好意」は比例することを知っているので、スピード感がある返信は好意バレバレです。

◇(2)目が合った時の表情

あとは目が合ったときの表情もわかりやすいですね。

普通、好意を感じていない相手と目が合ってもそこには「無」しかないと思うんです。何かあったとしても、せいぜい「ん?」だと思うんです。

でも、そこに好意があるとついつい、にんまり笑ってしまいますよね。

あれは男性的には最高にかわいいけど、めちゃくちゃわかりやすいです。

◇(3)下半身の距離

そして、わかりにくいけど無意識に出てしまうのは「距離」です。何かと顔が近いとか、ボディタッチが多いとかですね。

でも、それ以上に「下半身の距離」には顕著に表れます。

犬を飼っている人ならわかると思うんですけど、犬って好きな人間が座っていると、隣に座ってお尻をくっつけてくるんですよね。ピタッと。あれは好意の証なんです。

飼い主のぬくもりを求めているのもあるんでしょうけど、無防備に背中を見せることができる相手にしかしないといわれています。

人間も一緒で、無意識に下半身の距離を縮めます。

わかりやすいのはカウンターで横並びに座ったときですね。好意ある人の隣であればヒザは相手の方を向き、無意識に下半身は近づきますし、苦手な人であれば遠ざけてしまいます。

あとは会社のデスクで仕事している時に、上司が隣に立って話しかけてきたとき、苦手な人であれば無意識に身体を遠ざけると思うんですけど、その時下半身の向きも遠ざかっているはずです。

そして、男性は案外そのことを知っているのでよく見ているんです。

■「好きバレ」させない方法

このように、女性の好意はバレバレです。

どうにか「好意がバレない方法」はないかと考えてしまうかもしれません。

残念ながらありません。

好きバレしてしまう人に「態度に出しちゃだめだよ」と言っても絶対に態度に出てしまいます。

多くの好きバレ行為は無意識に出てしまうものです。

無理に感情を抑えようとしても不自然な行動をとってしまい、そのことでやきもきしたり、ストレスも感じるでしょう。

好きバレを防ぐのは不可能なので、対策はありません。

でも防がずに、有効活用する策はあります。

「好きバレ」はすべきか否か

好きバレは意識的にでもさせるべきだと思います。本人にしっかりと伝わるまで、どんどん態度に出してしまっていいと思うんです。

なぜなら早い段階に「結論」が出るからです。

冒頭に書きましたが多くの人は好きバレしないように一所懸命好意を隠します。それはバレた時に拒絶されるのが怖いからです。

でも、拒絶されるということは、結局脈がないということです。好きバレして早い段階で分かろうが、長い間好意を隠した挙句、ある日告白するなりして失恋して思い知ろうが、結果は一緒です。

相手がこちらの好意をしっかり認識して距離をとってくるのか、それともグッと近づいてくるのかを早い段階で見極められる、好きバレは有効活用できるのです。

■本当は怖い「中途半端な好きバレ」

一番良くないのは中途半端な好きバレをしてしまうことです。

相手からしても「あれ? 〇〇ちゃんて俺のこと好き……なのか、……いや……気のせいか、……でもな……」という状態が一番良くないんです。

あなたからの好意に確信を持てないから、相手に同じように好意があったとしても距離はなかなか縮まらないし、残念ながら相手に好意がなかったとしても距離を開けることができないのです。

結果、長引きます。

悪いことに、この長引いている状態って、案外楽しいんですよね。傷つかないギリギリのラインで片思いを楽しんでしまっているわけですから、下手したら数年続けちゃう人もいるわけです。

最終的に付き合えたらハッピーなんですけど、付き合えなかったときの被害、特に貴重な時間を膨大に使ってしまった被害は取り返しがつきません。

無意識でも好きバレできる人のほうが素敵な人です

何度も繰り返しになってしまいますが、みんな好きバレしないように恋愛をしています。

万が一バレてしまったときのことを恐れ、自分の気持ちを見えないように隠したり時々出したりして駆け引きをしています。

そんな人が多い中で、すぐに好きバレしてしまう人って、素敵だと思うんです。

相手に気持ちがすぐに伝わっちゃって、もしかしたら傷ついてしまう回数は人よりも多いかもしれないけど、自分の気持ちをひた隠しにしながら、なんとか相手から自分のことを好きになってもらおうとする駆け引きなんかよりも、ずっとかわいいと思います。

素直だと思います。強みだと思います。

どうか気にせず、これからもどんどん好きバレしてください。

(ウイ)

※画像はイメージです

男性に「好きバレ」する瞬間3つ