しまうのが面倒だから、とりあえず置いておこう。どこに片付けていいか分からないから、とりあえず入れておく。そんな「とりあえず」を繰り返して、部屋の中にものが散乱したり、使いたいものがどこにあるのか分からなくなったり。そんな困った経験、ありませんか?
家が散らかる元凶ともいえる「とりあえず置き」。それを防ぐ解決策を、整理収納アドバイザーのtakaさんに教えてもらいました。
「とりあえず置き」をなくす3つの法則!みるみる片づく家にとりあえず…で散らかる原因は2つ
「とりあえず」と、ついついものを置きっぱなしにしてしまうのには、2つの原因があります。1つはものの住所=定位置が決まっていないから。
もう1つは、定位置を決めているけど、一緒に暮らしている家族が把握できていないから。あるいは、片付けるまでの工程が面倒だからです。
その解決策は、家族みんなが片付けしやすい場所に定位置をつくること。出しやすさよりも「しまいやすさ」を意識して収納をつくると、とりあえず置きは減らせます。
片付く収納をつくるための、
ポイント1:使うものを使う場所に
使う場所と収納場所が離れていると、とりあえず置きが起こりやすいです。家族がどこで使っているかを観察し、動線を意識して定位置をつくりましょう。
子どもがダイニングで勉強するなら、ダイニング近くに学習用品を収納します。
荷造りで使うハサミ・紐・ガムテープなど、一緒に使うものはまとめて収納しておくと便利です。
ポイント2:片付けるまでの工程を減らす
使う場所に定位置をつくっても、片付ける工程が多いと片付けるのが面倒になり、とりあえず置きが起こります。
たとえば、子どもがリビングでよく使うスタンプを黒いボックスに入れ、近くにあるチェストの中に定位置をつくったとします。
スタンプを出すまでに、「①チェストの扉を開ける」「②上にのっている箱をどかす」「③
よく使うものは、出し入れする工程をなるべく減らすことが大切です。「①扉を開ける」「②取り出す」なら、なら、片付けるのも楽。小さなお子さんほど、きれいな収納よりもざっくり収納にし、その場所に戻せることを第一に考えるといいですよ。
ポイント3:ラベリングしてものの住所を明確にする
使ったものをどこに戻すか分からない…。そんな迷子をなくすためには、誰が見てもしまう場所がすぐ分かるようにしておくのがポイント。ラベリングすることで、その場所にものがなくても、迷わず元に戻せるようになります。
例外として、とりあえず置き場があってもいい場合
使っている場所に収納をつくれない場合は、とりあえず置き場をつくってもOK。
たとえば、本棚が寝室にあるため、リビングに読みかけの本が積み重なってしまうなら、カゴをひとつ用意してとりあえず置き場をつくり、そこに避難させるのもひとつ。
子どもが持ち帰るおたよりやテストなども、とりあえずの場所をつくって、そこに入れてもらいます。ラベルをつけておくと分かりやすく、子どもも進んで入れてくれるようになります。
ただし、とりあえず置き場をつくったら、定期的にリセットすることを忘れずに。毎日寝る前、週に1回、月に1回などタイミングを決めて、無理のない範囲でとりあえず置き場を片付けるようにしましょう。
とりあえずを解決することで、家もスッキリ! ものを探す時間が減り、暮らしも楽になります。ぜひ試してみてください。
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