マジョルカを率いるビセンテ・モレノ監督が、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ラウンド32のレアル・サラゴサ戦の結果について感想を述べた。22日に、マジョルカの地元紙「ディアリオ・デ・マジョルカ」が報じている。

 21日に行われたサラゴサ戦は、香川真司(サラゴサ)と久保建英(マジョルカ)の日本人対決が実現することでも注目を集めた。試合は48分、香川からパスを受けたアレックス・ブランコが左足を振り抜いて先制点をマーク。54分には素早いカウンター攻撃からハビ・プアドがゴールネットを揺らし、サラゴサがリードを広げる。75分には、ミゲル・リナレスが決定的な3点目を決めた。マジョルカは、85分にアレックス・フェバスが1点を返すのが精一杯。サラゴサに1-3で敗れ、ベスト16進出を逃している。

 試合後、モレノ監督はサラゴサ戦の敗戦に失望を隠すことがなかった。

「今日の試合から、ポジティブな要素を見つけ出すことはできないよ。大会から去ることを余儀なくされ、残念だ」

「サラゴサは、試合の大部分において優れていたよ。言い訳をすることはできないがね」

 19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第20節のバレンシア戦では、4-1と大勝していたマジョルカ。充実の試合内容で難敵を下したわずか2日後に、リーガ・エスパニョーラ2部に所属するサラゴサに足をすくわれる形となった。

反省の弁を述べた、マジョルカのビセンテ・モレノ監督 [写真]=Getty Images