AFC U-23選手権2020の準決勝が、22日にタイの各地行われた。

東京オリンピックアジア最終予選を兼ねており、開催国の日本を除く、上位3チームが来年行われる東京五輪の出場権を獲得することができる同大会。

2大会ぶりの決勝進出を狙うU-23韓国代表と、初の決勝進出を目指すU-23オーストラリア代表の一戦は、2-0で韓国が勝利した。

徐々に押し込む展開としていった韓国は、24分に決定機を迎える。ボックス内でパスを受けたオ・セフンが一度ボックス外まで下がり、素早いターンから左足デシュート。しかし、これは左ポストに弾かれた。

対するオーストラリアは44分、中盤でボールを受けたバッカスがボックス内にロングパスを供給すると、相手DFのクリアに反応したライアンがペナルティアーク内からボレーシュートを放ったが、これはゴール右に逸れた。

ゴールレスで迎えた後半、先にスコアを動かしたのは韓国。56分、ウォン・ドゥジェのパスを右サイドのオム・ウォンサングがワンタッチで落とすと、オーバーラップしたイ・ユヒョンがボックス右まで持ち上がりシュート。これは左ポストに弾かれたが、こぼれ球をキム・デウォンが押し込んだ。

先制した韓国は、64分にチョン・ソンウォンを下げてイ・ドンギョンを投入。すると76分、中盤のルーズボールに競り勝ったウォン・ドゥジェが頭で前線に繋ぐと、相手DFの裏に流れたボールをボックス内で拾ったイ・ドンギョンが左足でシュート。これが右ポストに当たるもそのままゴールに吸い込まれた。

その後も追加点を狙い続けた韓国は、オーストラリアに反撃の機会を与えず、2-0で勝利。この結果、韓国が8大会連続のオリンピック出場を決めた。

また、同日に行われたU-23サウジアラビア代表vsU-23ウズベキスタン代表は、1-0でサウジアラビアが勝利した。

立ち上がりから拮抗した展開の続いた一戦は、試合終盤に動く。87分、右クロスのクリアに反応したアル・オムランがペナルティアーク手前からダイレクトシュート。これがゴール前のアル・ハムダンの体に当たると、コースの変わったシュートはそのままゴールネットに突き刺さった。

結局、これが決勝点となり1-0でサウジアラビアが勝利。4大会ぶりの決勝進出を決めるとともに、24年ぶりとなるオリンピック出場を決めた。

なお、準決勝で敗れたウズベキスタンオーストラリアは、25日に残り1枠のオリンピック出場権を懸けて3位決定戦を行う。

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