テレビドラマ化もされた「失恋ショコラティエ」や「脳内ポイズンベリー」など、恋する登場人物たちの機微な心理描写で、多くの女性から支持を得た水城せとなの「窮鼠はチーズの夢を見る」「爼上の鯉は二度跳ねる」。このたび、同コミックシリーズを大倉忠義主演で映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』の公開日が6月5日(金)に決定。さらに映画化を記念して、原作者水城による「窮鼠シリーズ」11年ぶりの描きおろしの完全新作読み切り「ハミングバード・ラプソディ」が、月刊フラワーズ3月号(1月28日発売)に掲載されることがわかった。

【写真を見る】水城せとなが「窮鼠」シリーズ完全新作を描きおろし!11年ぶりに披露された恭一と今ヶ瀬の表紙イラスト

学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一(大倉)。ある日、大学の後輩の今ヶ瀬渉(成田凌)と7年ぶりに再会し、「昔からずっと好きだった」と想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、奇妙な同棲生活が始まった。ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に心を開いていく恭一だったが、昔の恋人、夏生(さとうほなみ)が現れ、2人の関係が変わり始めていく。

主人公の恭一役を務めるのは、映画では『100回泣くこと』(13)に続く単独主演となる大倉。今ヶ瀬の一途なアプローチで、胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく様子を演じる。そんな恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感する今ヶ瀬役を、『愛がなんだ』(19)、『カツベン!』(19)など話題作への出演が絶えない実力派俳優、成田が務める。

メガホンを取るのは、ベルリン国際映画祭で2度の受賞歴を誇る行定勲。様々な愛のかたちを写し取った『ナラタージュ』(17)、『リバーズ・エッジ』(18)に続き、本作では揺れ動く2人の狂おしくも切ない恋を、時に繊細に、時に大胆に描く。

そして今回、映画化を記念し、原作者の水城が描きおろした「窮鼠シリーズ」11年ぶりの完全新作読み切り「ハミングバード・ラプソディ」が、月刊フラワーズ3月号(1月28日発売)にて掲載されることが決定した。「窮鼠はチーズの夢を見る」の番外編となる新作では、現在に繋がる、今ヶ瀬の過去のある出来事が描かれているという。また、表紙も描きおろしとなっており、ファン必見であることは間違いないだろう。

完成した映画をひと足早く鑑賞した水城も、「素晴らしい演者さんたちの見逃せない瞬間がたくさんあり、何度も見たいと思っていただけるようなシーンが満載」と絶賛のコメントを寄せている本作。さらに4月10日(金)には、原作の「窮鼠」シリーズ2冊をまとめた「窮鼠はチーズの夢を見る 完全版(仮)が発売となるそう。

純粋に人を好きになることの喜びや痛みを描く「窮鼠」の世界を、ぜひこの機会に堪能してみて欲しい。

スタッフ コメント

●水城せとな(原作者)

映画化の企画を頂いてから5年を経て、素敵な作品が完成しました。大倉忠義さん、成田凌さんという素晴らしい演者さんたちの見逃せない瞬間がたくさんあり、原作にある場面も映画オリジナルの場面も、何度も見たいと思っていただけるようなシーンが満載です。単行本2冊分の物語ですが、それ以上の濃密さをぜひ劇場で味わってください。(Movie Walker・文/編集部)

大倉忠義と成田凌共演『窮鼠はチーズの夢を見る』が6月に公開