アーセナルに所属しているスペイン代表MFダニ・セバージョスが、今冬の移籍市場でクラブを去るかもしれない。スペインメディア『アス』が22日に報じている。

 セバージョスは今シーズン開幕前にレアル・マドリードからのローン移籍でアーセナルへ加入した。プレミアリーグ開幕戦のニューカッスル戦では後半途中からの出場となったものの、第2節のバーンリー戦にはスタメンで出場。その後も公式戦17試合連続で出場するなど、完全にチームでの定位置を確保したように見えた。しかし、昨年11月6日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第4節のヴィトーリア・ギマランイス戦で左足ハムストリングを負傷。現在は復帰しているものの、同試合を最後に公式戦では1分たりともピッチに立てない状況が続いている。

 今回の報道によると、セバージョスは今季終了後に行われるEURO2020への出場を目指しており、今冬の移籍市場でアーセナルからの退団を希望しているという。既にクラブを率いるミケル・アルテタ監督に、出場機会が確保できるクラブでのプレーを望んでいることを伝えたようだ。同選手の保有権を持っているレアル・マドリードもセバージョスの意向を受け入れており、新天地を探している模様だ。

 アーセナル加入後はクラブへの愛情を公言するなど、セバージョスとアーセナルの関係は“相思相愛”と思われていた。果たして、スペインの未来を背負った23歳の技巧派MFは、わずか半年でクラブを離れることになるのだろうか。

負傷後は出場機会を失っているセバージョス [写真]=Getty Images