中国メディア・東方網は23日、東京五輪で行われる卓球混合ダブルスの中国代表が確定したことが、国際卓球連盟の公式サイトの情報から明らかになる一方、日本代表については「ペンディング」の状態だと報じた。

 記事は、中国卓球協会がまだ東京五輪の代表選手リストを発表していない中、国際卓球連盟が22日深夜に突然東京五輪の混合ダブルスエントリーリストを更新したと紹介。中国には許キン(日+斤)選手と劉詩ブン(雨冠に文)選手のペアの名前が記載されており、そのステータスは「確定」(Confirmed)となっていることを伝えた。

 そのうえで、「確定」のステータスになったことで「中国女子代表の新たな柱である劉と、ますます円熟味を増しつつある許の2人によるペアが決定し、今後変更されないことを意味する」と解説した。また、中国のほかにドイツ、香港、台湾もすでに出場ペアが「確定」のステータスになったと紹介している。

 一方で、中国が最大のライバルと目している日本については、連盟の公式サイトのリストに伊藤美誠水谷隼ペアの名前が記載されているものの、ステータスが依然「国家五輪委員会の確定待ち」(Pending NOC Confirmation)のままであり、最終決定の状態ではないことを指摘。ステータス上では「メンバーを調整、変更する可能性は依然として存在する」との見方を示した。

 日本卓球協会は今月6日、男女シングルス、団体戦の代表を発表するとともに、当初はエントリー締め切りまで待つ予定だった混合ダブルス代表についても「チームジャパン”ONE TEAM”として東京五輪に向けてベクトルを合わせる」という理由で急遽発表し、伊藤選手と水谷選手が選ばれた。敢えて前倒し発表を行ったことを考えれば、ペアが変わることはまずないだろう。ただ、中国卓球界や中国のメディア、ネットの卓球愛好者は確かに日本代表の動向を注視し、観察していることは伺える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

東京五輪の中国卓球混合ダブルス代表が確定! 日本はまだ「ペンディング」=中国メディア