ヒップホップ界の大御所ラッパー、エミネム(47)が1月17日にニューアルバム『Music To Be Murdered By(ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ)』をリリースした。2018年8月31日に発売したアルバム『Kamikaze(カミカゼ)』から1年半、突如リリースされたこのサプライズアルバムには、ヤング・M.A、エド・シーランや故ジュース・ワールドたちとコラボした曲が含まれ、売り上げの勢いも止まらない。エミネムファン達が新アルバムリリースに大喜びする一方、アルバム挿入曲の『Unaccommodating(アンアコモデーティング)』について論争が繰り広げられ、大きな話題となっている。

ヤング・M.Aとコラボしたエミネムの新曲『Unaccommodating』には、アリアナ・グランデ(26)の名が登場する。

論争対象となっている問題の歌詞は、次の通りだ。

「試合中に“爆弾が落ちた”とでも叫ぼうか。まるで、アリアナ・グランデのコンサートの外で待機しているときのように。」

このフレーズは、2017年5月22日に英マンチェスターのアリアナのコンサートで起きた爆破事件(自殺願望者が持ち込んだ爆弾によって22人の観客が巻き込まれ亡くなった事件)について表している。アリアナ自身は何も反応を見せていないが、彼女のファンたちは不快に感じエミネムを大バッシング。「この曲は卑劣で最低」「お金と話題性のためとはいえ、冗談で作曲していいものではない」といった声が飛び交っている。

爆破事件の犠牲者マーティン・ヘットさんの母親フィゲンさんも、Twitterで「エミネムはただ、アリアナやジャスティン・ビーバーの名声を利用して、他のセレブに不愉快なことを言っているように感じる」「馬鹿げている。本当に救いようのない」とコメントしている。(その後このコメントは自身により削除されている)

さらにマンチェスターのアンディ・バーハム市長も「被害者や被害者家族を軽蔑し、非常に攻撃的である」とエミネムを批判した。

世間からこのような激しいバッシングを浴び、エミネムのTwitterは大炎上中だ。一方でエミネムファンたちも黙っておらず、爆破事件後に彼が赤十字と協力し、被害者に180万ポンド(約2億5800万円)以上寄付したことを取り上げて擁護している。

画像2枚目は『Marshall Mathers 2020年1月17日付Instagram「It’s your funeral… #MusicToBeMurderedBy Out Now – link in bio」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE

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