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7月

アストン マーティン・ヴァンテージ・ヴォランテ

アストン マーティンではヴァンテージのドロップトップモデルでポルシェ911カブリオレを追撃しようとしている。

このわずかに重量を増したオープンモデルでも、510psを発揮するクーペと同じAMG由来のV8が積まれ、低く構えたフロントグリルや「ダックテール」リアスポイラーもそのまま採用されている。

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アストン マーティン・ヴァンテージ・ヴォランテ

ヴァンテージ・ヴォランテは2020年春にはディーラーにその姿を現す予定であり、スタートプライスは13万500ポンド(1871万円)ほどになると予想されている。

シボレー・コルベット

フェラーリマセラティポルシェといったごく少量生産のモデルに対する、手の届くライバルとして、シボレーから初代コルベットが登場したのは1953年のことだった。

だが、以降67年間、この「アメリカン・スポーツカー」がこれほど大きな変化を受け入れたことはなかった。

C8世代のコルベットは、それまでのフロントエンジン・リアドライブという方式を捨て去り、シボレーがより「グローバル」だとするキャブフォワードデザインや、より広いインテリアとラゲッジスペース、さらには予測し易いハンドリングを実現するためミッドシップレイアウトを採用している。

強力な6.2Lプッシュロッド式V8はそのままだが、エントリーモデルでさえそのパワーは502psへと引き上げられており、0-100km/h加速3.0秒以下というそのパフォーマンスは、欧州デビューを果たした際、すべての直接的なライバルに対するアドバンテージとなるだろう。

よりパワフルでより高価なプライスタグを掲げたモデルの登場も予定されており、ハイブリッドモデルのパワーは1014psにも達すると言われている。

だが、英国のドライバーとっての最大の関心事は、こちらもコルベット初となる右ハンドル仕様の登場であり、シボレーは最新のマスタングで右ハンドル仕様を用意したフォードの成功を追いかけることになる。

ホンダ・ジャズ(日本名:フィット)

ホンダの英国におけるベストセラーカーは、4代目となって新たなスタイリングを手に入れるとともに、ハイブリッド専用モデルとなる。

このスーパーミニが積むのは、CR-Vデュアルモーターハイブリッドパワートレインのダウンサイズ版だ。

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ホンダ・ジャズ(日本名:フィット)

ホンダでは詳細なスペックを明らかにしていないが、「力強さとスムースさの驚くべきブレンドであり、素晴らしい燃費性能を達成している」と言う。

ジャガーFペイス

2020年のフェイスリフトでは、品質向上とテクノロジー面におけるアップグレードが中心となる。

Iペイスで登場した技術がFペイスにも投入され、新たなマイルドハイブリッドエンジンが導入されるが、スタイリングにほとんど変更はないだろう。

偽装されたプロトタイプでも、より鋭さを増したヘッドライトやテールライトといった最新のFタイプからの影響が明らかだった一方で、このBMW X5のライバルを特徴付ける、高いベルトラインや弧を描くルーフラインといったものはそのまま残されている。

ジャガーFタイプ

2020年、このジャガースポーツカーはさらにシャープなモデルとなる。

クーペとロードスターの双方でフロントに新デザインが採用され、フェイスリフトを受けたコンパクトサルーンのXEとの近似性をより感じさせるようになるだろう。

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ジープグラディエーター

インテリアもより現代的なものとなり、ドライバー中心であることに変わりはないが、アナログ式メーターに替えて、デジタルインストゥルメントが採用される。

ジャガー最新のインフォテインメントソフトウェアが導入されるとともに、使われているマテリアルの品質もより高級なものとなるが、最大の変化はそのエンジンラインナップだ。

欧州市場ではV6がディスコンとなり、450ps/78.4kg-mの5.0L V8スーパーチャージャーか、300psを発揮する2.0L 4気筒エンジンの2種類がラインナップされる。

ジープ・グラディエーター

4つのタイヤを持つ乗り物としては巨大なモデルが英国上陸を果たす。

米国でのピックアップ人気を考えれば驚きだが、このクルマはジープにとって1992年以来のピックアップモデルだ。

だが、このクルマもジープらしさを失ってはいない。

4ドアのラングラーよりも800mm近く全長を延長したグラディエーターでは、荷台に725kgもの荷物を積むことが可能であり、4.4tに近い牽引能力を誇る。

ランボルギーニ・シアン

ランボルギーニ最速の加速性能を誇るモデルは、ブランド初のハイブリッドでもあり、あの魅力的なV12エンジンも健在だ。

昨年亡くなったフォルクスワーゲン・グループ元会長、フェルディナント・ピエヒにちなみ、公式にはFKP 37の名を持つこの限定生産のハイパーカーは、ランボルギーニ謹製12気筒エンジンにさらなる改良を加えることで785psのパワーを発揮しており、さらに48V電気モーターからの出力もプラスすれば、その合計出力は820psにも達する。

レクサスLCコンバーチブル

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ランボルギーニ・シアン

BMW 8シリーズのライバルとなるレクサスドロップヘッドモデルが、長い開発期間を経て今年量産モデルとしてついにその姿を現す。

V6ハイブリッドモデルの登場も予定されているが、まずは、LC500が積む自然吸気5.0L V8を積んでデビューすることになる。

この種のエンジンとしては最後の生き残りとも言えるこのパワーユニットのサウンドは、ルーフを下ろした方がより楽しむことができるだろう。

メルセデス・ベンツGLEクーペ

議論を呼んだスロープしたルーフラインを持つGLEが、さらに洗練されたデザインと、新たなテクノロジー、そして電動パワートレインとともに、2020年ふたたび戻って来る。

7万2530ポンド(1040万円)で予約が開始されたこのBMW X6のライバルでは、スタンダードな3.0Lディーゼル直列6気筒を積んだモデルか、徹底的にパフォーマンスを磨き上げ、435psを発揮するガソリンエンジンを与えられたAMGバージョンを選択することが出来る。

ピニンファリーナ・バティスタ

1927psを発揮するアウトモビリ・ピニンファリーナ初のモデルは、EVハイパーカーから高級パフォーマンスSUVまで登場が予定されているラインナップの頂点に君臨することになる。

数々のテクノロジーはますます存在感を増しつつあるリマック社が開発を行ったものであり、フォーミュラEドライバーのニック・ハイドフェルドセッティングを担当している。

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ニンファリーナ・バティスタ

史上もっともパワフルなイタリア製ロードモデルだとされており、ピニンファリーナではこのクルマの0-100km/h加速を2秒以下、最高速は349km/hに達するとしている。

ポールスター2

ポールスター・ブランドのオーナーボルボに対する高い評価を考えれば、この新たなパフォーマンスブランド初の主力モデル、2も十分なポテンシャルを備えているに違いない。

このテスラ・モデル3のライバルモデルは5ドアのファストバックボディに、408psと67.3kg-mのパワーとトルクを組み合わせ、0-100km/h加速5秒以下を達成するとともに、501kmの航続可能距離を確保している。

XC40と同じボルボのCMAプラットフォームをベースに、キャビンにはまごうことなきボルボらしさが感じられるとともに、独自のテクノロジーが採用されている。

2はトップスペックのとなるファースト・エディションを皮切りに、販売はオンラインのみで行われる。

ポルシェ911ターボ

新型911ターボは911シリーズのなかでより速く、より高価なプライスタグを掲げたモデルとして登場することになる。

600ps以上のパワーを発揮する3.8Lフラットシックスを搭載して、322km/h以上の最高速を達成するとともに、新デザインのリアやアルミホイールの採用、さらには4本出しマフラーなどのスタイリング変更も予想されている。

フォルクスワーゲンID 3

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フォルクスワーゲンID 3

フォルクスワーゲンが初代ゴルフ以来の重要なモデルだと言うID 3は、初めてEV専用のMEBプラットフォームを採用して、主要カテゴリーのすべてで大胆な電動化を進めるフォルクスワーゲンの先陣を切るモデルとなる。

英国版AUTOCARが初試乗を行ったプロトタイプでは、このクルマは素晴らしいEVであるとともに、パワートレインにかかわらず、優れたハッチバックであることを感じさせた。

英国では3500ポンド(50万円)の政府補助金を除いて2万7500ポンド(394万円)からとなるその価格は、よりコンパクトなライバル同等であり、フォルクスワーゲンが誇る「規模の経済」が、いかに他のメーカーを凌ぐものかを示している。

8月

アルピナB8

8シリーズからはこれまでに3つのボディスタイルが登場していることを考えれば、伝統あるパフォーマンスブランドであるアルピナが、それぞれのトップモデルをベースに、独自モデルを登場させるのも当然だろう。

すでに4ドアのグランクーペの姿が目撃されているが、クーペとコンバーチブルの登場も予想されており、609psを発揮する4.4L V8を積んで、ポルシェパナメーラのライバルとなるだろう。

BMW X5 M

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アルピナB8

英国にはもっとも過激なコンペティションのみが導入される予定のX5 Mでは、625psを発揮する4.4L V8エンジンに、M5とよく似たリア重視の四輪駆動システムが組み合わされることになる。

この最強のMモデルは、その約2.5tにも達する車重にもかかわらず、静止状態からわずか3.8秒で100km/hまで加速する。

スタンダードなX5からは大幅にシャシーも強化されているが、その価格は11万610ポンド(1586万円)に達している。

ジャガーXF

モデルライフ中盤を迎えたXEに対する最近のリフレッシュと同程度の変化が予想されている。

ジャガードイツ御三家からの新たな攻勢に対抗すべく、キャビンのアップグレードとさらなるハイテクの投入、エクステリアデザインの変更、さらにはより燃費性能に優れたエンジンの導入などが行われる予定だ。

XFにもIペイスと同じセンタコンソール・セットアップが導入されるだろう。

ジープ・レネゲードPHEV

ジープ初のプラグインハイブリッドモデルでは、1.3Lガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせ、50kmのEV航続距離を確保している。

ジープでは、このハイブリッドSUVが「売れ筋」になると予想しており、プジョー3008やルノーキャプチャーといった先行するPHEVのライバルたちに対抗すべく、野心的な価格設定を行うことになるだろう。

ロータス・エヴァイヤ

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ロータスエヴァイヤ

「史上最もパワフルな量産モデル」と言われる完全電動モデルのエヴァイヤは、新たにジーリー・ホールディング傘下となったロータスからの力強い声明でもある。

このノーフォークに拠点を置くメーカーからこれまで登場したいかなるモデルとも異なるが、ロータスでは、驚異的な加速能力と320km/h以上の最高速を確保しつつも、ロータス流のハンドリングを備えたモデルになるとしている。

メルセデスAMG GTブラックシリーズ

量産モデルとしてはAMG最速となるこのクルマは、2021年に四輪駆動の電動パワートレインへとスイッチする前に登場する最後のフラッグシップGTでもある。

ブラックシリーズは限定モデルのGT Rプロとほぼ同じ車重でありながら、4.0L V8ツインターボからの出力はさらなるパワーアップにより710ps近くに達しており、オールラウンドなドライビング性能を確保すべく、ボディとシャシーにも手が入れられている。

トヨタ・カローラ・トレック

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メルセデスAMG GTブラックシリーズ

トヨタが誇るファミリーハッチバックに、車高を上げタフなスタイルを備えたSUV風のトレックが加わることになる。

ワゴンボディだけで登場するこのモデルは、他のカローラシリーズ同様、ハイブリッドパワートレイン専用だ。

スタンダードモデルに対して、2000ポンド(29万円)の上昇が見込まれるその価格は、ライバルのフォードフォーカス・アクティブと真っ向勝負となる。

フォルクスワーゲン・トゥアレグR

急速にそのラインナップを増やしつつあるフォルクスワーゲンのパフォーマンスライン、Rシリーズの最新作は初のプラグインハイブリッドモデルとなる。

現行トゥアレグが積むV6のプラグインハイブリッド版となるのか、中国市場専用の2.0Lプラグインハイブリッドがそのまま搭載されるのか、現時点では明らかではないが、いずれにせよそのパワーは406psを越えるものとなるだろう。

9月

アウディA3サルーン

わずかなスタイリング変更を受け登場する新型A3のサルーンバージョンは、BMW 2シリーズ・グランクーペとメルセデス・ベンツAクラス・セダンのライバルになると目されている。

パワートレインにはガソリンとディーゼル、さらにプラグインハイブリッドがラインナップされ、そのスタートプライスは2万6000ポンド(373万円)程度と予想されている。

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アウディA3サルーン

406psを誇るRS3は、5万ポンド(717万円)以上のプライスタグを掲げて登場することになるだろう。

アウディS3

次期S3はフォルクスワーゲン・グループのEA888型2.0Lターボをベースに、304ps以上を発揮することになるだろう。

内部にも変更は及び、このフォルクスワーゲン・ゴルフRのライバルには、大幅なテクノロジーのアップグレードが見込まれている。

同じエンジンを共有するアウディTTS同様、ガソリン・パティキュレートフィルターを備え、ギアボックスは7速デュアルクラッチオートマティックのみとなるだろう。

アウディQ5

2020年、このインゴルシュタット製ミッドサイズSUVにも、最近リフレッシュを受けたQ7とA4との関連を示すべく、小規模なスタイリング上の変化がもたらされることになる。

新形状のバンパーやライトの採用に加え、インテリアにはアウディ最新のタッチスクリーン式インフォテインメント技術が導入されるだろう。

BMW 5シリーズ(フェイスリフト)

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フェラーリ812 GTS

最近のキドニーグリル大型化の傾向にもかかわらず、新型5シリーズではX7や7シリーズよりも控えめなフロントデザインが採用されることになるだろう。

より明確な変化はキャビンであり、このメルセデスEクラスのライバルには、統合されたインフォテインメント機能を持つ新センターディスプレーと新たなインストゥルメントグラフィックス、さらには最新のBMW iDriveが導入されることになる。

フェラーリ812 GTS

驚かないで欲しい。

791psを誇るこのオープンの812は史上最もパワフルなコンバーチブルであり、フェラーリ50年の歴史で初のV12を積んだドロップトップモデルなのだ。

その重量増にもかかわらず、GTSはクーペボディ同様の驚くべきパフォーマンスを備えているとされ、電動式ハードトップは14秒で開くという。

フィアット500e

500のEVバージョンを創り出すのにこれほどの時間を必要としたことが、最近のフィアットが抱える問題を示している。

それでもこのクルマは完ぺきな組合せだと言える。

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フィアット500e

500にとってもっとも相応しい部隊は都市部であり、まさにEVがその優位性を発揮できる場所なのだ。

スタイリングを重視するドライバーは常に500にプレミアムさを求めて来たのであり、EV化に伴うコストアップも渋々ながら認めてくれるに違いない。

スペックは明らかにされていないが、現行モデルのスタイリングを踏襲しつつ、シティカーとして比較的小容量のバッテリーを搭載することになるだろう。

確かに登場まで時間が掛ったかも知れないが、このクルマはフィアットブランドの救世主になるかも知れない。

ジャガーEペイス

2018年に登場したばかりのジャガー最小のSUVにもリフレッシュが予定されている。

安全性とドライバーアシストの拡充が主な変更点だが、このBMW X2のライバルには数々のエンジンがラインナップされるとともに、新型XEとFタイプに準じたよりシャープなスタイリングが与えられることになる。

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ジャガーEペイス

それでも、Eペイスのインテリアレイアウトテクノロジーは依然として新鮮さを感じさせ、キャビンにおける変化はそれほど大きなものにはならないだろう。

マセラティ・ギブリ

2020年はマセラティにとって重要な年となるだろう。おそらくはここ10年でもっと重要な年といっても良いかも知れない。

完全新設計のスポーツカーに加え、このイタリア製メーカーの数多くのモデルには、ブランド存続のため必要となる販売台数を達成すべく、全面的な見直しが行われることになる。

マセラティにおけるBMW 5シリーズのライバルであるギブリには、ブランド初のハイブリッドパワートレインが与えられるとともに、レベル2の自動運転技術が搭載され、エクステリアとインテリアデザインにもリフレッシュが行われる。

マセラティ・レヴァンテ

ギブリとともにレヴァンテにも全面的な見直しが予定されている。

このプレミアムSUVは思ったほどの販売実績を上げることが出来ておらず、完全に期待外れの状態だ。

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マセラティ・レヴァンテ

モデルライフ中盤でのリフレッシュによって、特にテクノロジー面でクラス標準への引き上げを図ることになる。

マセラティ・クワトロポルテ

フェイスリフトを受けたレヴァンテの方が売れ筋となるだろうが、このマセラティフラッグシップサルーンにも、ライバルたちに対抗すべくエクステリアデザインの変更とインテリアの改良が行われる。

さらに、クワトロポルテにもハイブリッドパワートレインの導入が予想されている。

三菱アウトランダー

三菱はアウトランダーによって、プラグインハイブリッドSUV市場を創り出した1社という地位を確保することに成功している。

だが、このクルマからはすでにフレッシュさが失われているからこそ、今年スパイショットで見られたような、徹底的なデザインの見直しが予定されているのだ。

エクステリアのデザイン変更やキャビンの改良に加え、燃費性能とEV航続可能距離の向上を狙った、プラグインハイブリッドシステムの大幅なアップグレードも行われるだろう。

メルセデスEクラス(フェイスリフト)

2020年、EクラスにはAクラスや最近登場したばかりのCLSといったメルセデスの最新モデルとの関連性を示すべく、エクステリアデザインの見直しが予定されている。

サルーン、クーペ、エステート、さらにはカブリオレのすべてのモデルに対して、このデザイン変更が行われ、インテリアのアップグレードでは最新のMBUXインフォテインメントが導入されることになるだろう。

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メルセデスSクラス

音声コントロールやタッチパッド式ステアリングスイッチ、さらには改良版インターフェースの導入が見込まれている。

エンジンラインナップに大きな変化はなさそうだが、燃費改善のためさらに多くのモデルにメルセデスマイルドハイブリッドシステム、EQブーストが採用されることになるだろう。

さらに、プラグインハイブリッドのE350e復活とともに、複数のAMGモデルの登場が予想されている。

メルセデスSクラス

7代目となるメルセデスフラッグシップサルーンは、高級サルーン市場の基準をさらに引き上げることになるだろう。

さらに、他のモデルレンジに先んじて新たなテクノロジーやシステムも導入されることになるはずだ。

ロングホイールベースのみでの販売が予想されており(ショーファードリブンを好む向きには良いニュースだろう)、新型Sクラスには完全新設計のプラットフォームが採用されるとともに、スパイショットからはメルセデス史上最大となるタッチスクリーンの登載が見込まれている。

パワートレインではガソリンとディーゼルに加え、マイルドハイブリッドプラグインハイブリッドがラインナップされ、2022年に完全EVモデルのEQSが登場するまでは、世界最高のオールラウンド性能を誇るラグジュアリーEVとなるだろう。

ポルシェ718 GT4 RS

ポルシェスポーツカー部門トップが開発中であることを示唆した翌日、早速その姿が確認された718 GT4 RSは、高い評価を受けるGT4をさらに過激にしたモデルだ。

パワートレインに対するモディファイの内容は明らかにされていないが、そのボディワークからは、このクルマが驚異的なサーキットでのポテンシャルを備えていることが見て取れる。

ポルシェからGT4 RSを名乗るモデルが登場したことはなく、かつては価格とパフォーマンスの面で911のGTシリーズに近づき過ぎると言われていたが、GT4が積む新4.0Lフラットシックスの開発コストを回収するには、より多くのモデルに搭載する必要があるのだろう。

トヨタRAV4プラグインハイブリッド

302psのパワーを誇るこのホットなプラグインモデルのRAV4が、トヨタ最速のハイブリッドモデルであり、0-100km/h加速6.2秒を達成しつつ「クラス最高」の燃費性能と排ガス性能を確保していると言う。

この5代目RAV4PHEVモデルでは、60kmのEV航続可能距離を確保しており、スタンダードなハイブリッドモデルと同じ2.5Lガソリンエンジンと四輪駆動システムを備えている。

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トヨタヤリス

さらに、トヨタ最新のドライバーアシストや、カラーヘッドアップディスプレーといったインテリアにおけるテクノロジーのアップグレードも行われる。

トヨタ・ヤリス

ありきたりなモデルだったオーリスが、ドライバーとの繋がりを感じさせる興味深いモデルであるカローラへと姿を変えたのと同じことを、トヨタは新型ヤリスでやろうとしている。

先代よりも低くワイドなだけでなく、短くなった全長によって、このクルマは全長4m以下のスーパーミニへと変身を果たしている。

新プラットフォームを採用したことで、ダイナミクス性能の向上が期待されるとともに、その新しいインテリアは、退屈だった先代モデルから大きな飛躍を見せている。

その他のトヨタ製モデルとは異なり、1.5Lガソリンハイブリッドに加え、1.0Lと1.5Lガソリンエンジンもラインナップされる。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTD

2020年には他のメーカーが一斉にディーゼルエンジンの生産を縮小するか終了するなか、フォルクスワーゲンは8代目ゴルフにもディーゼルを燃料とするパフォーマンスモデルを設定することで、このトレンドに抗うつもりのようだ。

シャシーやエクステリアデザインはGTIそのままだと予想されているが、2.0L TDIエンジンを積んでマイルドハイブリッド技術を採用することになる。

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フォルクスワーゲン・ゴルフGTE

スペックはほとんど明かされていないが、先代の184ps/38.7kg-mというパワーとトルクは越えてくるだろう。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTE

スタンダードモデルとともに発表された時には、GTEが8代目ゴルフでもっともパワフルな存在だった。

ふたたび1.4Lターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、13kWhのバッテリーを積むことで、最大69kmのEV航続可能距離を確保している。

ガソリンエンジンを停止したままでも140km/hの速度まで到達し、パフォーマンスと燃費性能に関する数値は明かされていないが、245psという合計出力によって、ガソリンモデルのGTIに近い速さを見せてくれるだろう。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI

かつてはゴルフのフラッグシップモデルだったGTIだが、2020年、ホットな4台のゴルフの1台としてデビューする。

ヴォルフスブルクではこの最新のGTIにハイブリッドパワートレインを採用するかどうか、激しい議論が行われたようだが、最終的には8代目ゴルフのスタンダードモデル同様、革新よりもさらなる進化を選んだのであり、EA888型2.0Lガソリンエンジンを積んで登場するGTIは、スタンダードモデルで245ps、クラブスポーツであれば291psを発揮することになる。

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フォルクスワーゲン・ゴルフGTI

スタイリングは控え目なものの、スタンダードモデルとの違いを主張すべく、デュアルマフラーや赤のブレーキキャリパー、大型エアインテークに、より迫力を増したボディキットなどが採用される。

フォルクスワーゲン・ゴルフR

もっともパワフルなゴルフには引き続き、高い信頼性を誇るEA888型2.0Lガソリンエンジンをベースに、徹底的なモディファイが行われたパワートレインが採用され、四輪駆動システムと組み合わされることになる。

2つのパフォーマンスレベルが設定され、エントリーモデルのRは少なくとも304ps以上を発揮して、BMW M135iやメルセデスAMG A35のライバルになると目されている。

最強のゴルフRプラスではそのパワーは355psまで引き上げられるが、メルセデスAMG A45の直接的なライバルになるとしてかつて噂されていた406psには届かないだろう。


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