大物司会者のオプラ・ウィンフリーは年齢や世代を問わず、特に女性から絶大な支持を受けるアメリカのカリスマ的存在だ。かつて司会を務めたトークショーでは、彼女が紹介するグッズや本が毎回ソールドアウトになるなど社会現象も巻き起こした。そのオプラ・ウィンフリーが、ヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱の決断を「1000パーセント支持する」とコメントし注目を集めている。

オプラ・ウィンフリーと言えば、2018年の第75回ゴールデングローブ賞授賞式では世界的なメディアリーダー、慈善家、プロデューサー、女優など様々な方面での活躍が認められ、黒人女性として初の「セシル・B・デミル賞」(Cecil B. DeMille Award)を受賞した。女性や未来を担う少女たちに向けた力強い受賞スピーチはスタンディングオベーションを受け、「オプラを米国次期大統領に!」との声もあがったほどだ。

ロールモデルとして長きにわたり崇拝されてきたオプラは著名人の知り合いも多く、そのぶん世に与える影響力も絶大だ。2018年5月に行われたヘンリー王子・メーガン妃のロイヤルウエディングにも出席し、メーガン妃や英王室とのコネクションが注目を集めた。ヘンリー王子は昨春、オプラとタッグを組み『Apple TV』にて心の病を扱ったドキュメンタリー番組の制作に携わることを明かしている。

そんなオプラがあるインタビューのなかでヘンリー王子・メーガン妃のこのたびの王室離脱について言及、「時間をかけ慎重に導き出した夫妻の答えに、他人はとやかく言うべきではない」と世間のバッシングに物申した。

「私はヘンリー王子・メーガン妃の決断を1000パーセント支持するわ。王室メンバーにはかなり前から2人の意思は耳に入っていたし、いずれはこうなるってわかっていたはず。だから“聞いてなかった”“騙された”なんてゴシップ記事はデタラメよ。」

オプラはまた、これまでのすべてを捨て家族のために新たな人生を選んだヘンリー王子の心境をおもんぱかり、

「この決断に至るまでの彼の苦悩や葛藤は計り知れない。」
「そんな彼に対して、他人である私達が決めつけたり、誤った判断をするべきではない。」

と思いやりを見せた。

またオプラの親友で、メーガン妃のベビーシャワーにも出席していたテレビ司会者のゲイル・キングも、

「私も彼らを100%サポートする。」
「メーガンがボロクソに言われて傷つく姿を見るのは辛かった。」
「愛し合う2人が、家族としてただ一緒にいたい―それだけのこと。女王を侮辱しているわけでもなければ、イギリスをバカにしているわけでもない。」

ヘンリー王子・メーガン妃に同情するコメントを寄せている。

ヘンリー王子の王室離脱について、イギリスではあるベテラン写真家が「ダイアナ妃の死以来の大打撃」と述べていたが、メーガン妃の故郷アメリカでは「古い伝統を打ち破った」「自分のために最良の決断を下した2人は素晴らしい」とまるで武勇伝のように語る人も少なくない。人によってとらえ方は様々だが、王室離脱という思い切った行動に出たヘンリー王子・メーガン妃の今後については、今まで以上に世界の注目が集まることは言うまでもないだろう。

画像は『Oprah 2020年1月21日付Instagram「Hello, fellow book lovers!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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