FAカップ4回戦、トレンメア・ローヴァーズvsマンチェスター・ユナイテッドが26日に行われ、6-0で圧勝した。

今大会初戦となった3回戦でウォルバーハンプトンをリプレーの末に退けたユナイテッドは、今ラウンドでリーグ1(イングランド3部)のトレンメアと対戦。直近のリーグ戦でバーンリー相手にホームで屈辱の0-2の完敗を喫したスールシャール監督率いるチームは、この試合で先発6人を変更。GKにロメロを起用したほか、ジオゴ・ダロト、ショーを起用。2トップにグリーンウッドとマルシャルを配した[3-5-2]の布陣で臨んだ。

芝がほとんどはげている劣悪なピッチでスタートした一戦。キックオフ直後こそ相手の勢いとピッチへの適応に苦戦を強いられたが、ここからユナイテッドがゴールラッシュを見せる。

まずは10分、3バックの左で盛んに攻撃参加を見せていたマグワイアがボックス中央まで持ち上がって右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール右隅の完璧なコースを射抜き待望の移籍後初ゴールを奪取。続く13分にはマルシャルとのパス交換でボックス右に侵入したジオゴ・ダロトが冷静に右足のシュートを流し込み、マグワイアに続く移籍後初ゴールとする。

さらに、勢いが止まらないアウェイチームは16分、相手陣内左のハーフスペースをドリブルで持ち上がったマグワイアからペナルティアーク付近で横パスを受けたリンガードがスムーズなボールコントロールから丁寧な右足のコントロールシュートをゴール右隅に突き刺し、わずか6分間で試合を決定づける3点目とした。

その後、相手の反撃を受け止めつつ危なげなく試合を運ぶユナイテッドは前半終了間際にも41分にアンドレアス・ペレイラの左CKをフィルジョーンズが頭で、45分にはボックス手前でマルシャルが放った右足のシュートがいずれもゴールネットを揺らし、さらに2点を加えて前半を終えた。

そして、前半のうちに試合を決めたユナイテッドはマティッチ、マルシャルに代えて後半頭からフレッジ、チョンを同時投入。すると、55分にはボックス内で仕掛けたチョンがGKデイビスに倒されてPKを獲得。これをキッカーのグリーンウッドが冷静に決めて
後半最初のゴールとした。

その後、64分に殊勲のマグワイアを下げてブランドンウィリアムズを最後のカードとして切ったユナイテッドは、来週ミッドウィークに控えるEFLカップ準決勝2ndレグのマンチェスター・シティ戦を睨んでここから省エネモードにシフト。

それでも、GKロメロを中心に一矢報いたいトレンメアの反撃をきっちり凌ぎ切ったユナイテッドが、3部相手に格の違いを見せつける6-0の圧勝で順当に5回戦進出を決めた。

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