リバプールは26日、FAカップ4回戦でシュルーズベリー・タウンと対戦し、2-2で引き分けた。

3回戦ではエバートンとのマージーサイド・ダービーを制して駒を進めたリバプール。その後のリーグ戦でもトッテナムマンチェスター・ユナイテッド、ウォルバーハンプトンをなぎ倒し、その勢いはとどまることを知らない。

絶好調のまま迎える4回戦。相手は3部チームということもあり、先発メンバーは控えや若手中心に。その中で南野はエバートン戦以来のスタメン入りを果たした。

最前列に入った南野は2分、早速右からの折り返しを受けてチャンス到来。ボックス中央でボールを持ったが、トラップが大きくなってしまいシュートで終われず。先輩フィルミノの様な立ち回りを演じる中で、8分にはオリジのシュートをアシスト。これはわずかに左に外れた。

14分に好機が訪れる。右サイドバックのウィリアムズのクロスに南野は頭で飛び込んだが、ボール一つ分届かなかった。

リバプールの主導で進む展開で迎えた15分、相手の右サイドからのスローインを跳ね返すと、敵陣中央の南野の落としをチリベジャがダイレクトスルーパス。これでボックス左に抜け出したC・ジョーンズがGKとの一対一を制し、リバプールが先制点を挙げた。

その後リバプールは、前半の内に3度カウンターを許してしまうものの、GKアドリアンビッグセーブもあり無失点で試合を折り返した。

その後半立ち上がり46分、ウィリアムズが右サイドからアーリークロスを上げると、ファーサイドのラブがクリアに失敗しオウンゴールを献上。思わぬ形でリバプールが追加点を手にした。

これで余裕が生まれたリバプールだが、守備陣に脆さを露呈。得点直後にもカウンターのシーンを作られ、GKアドリアンのファインセーブを強いられる。また、10月以来の復帰を果たしたマティプが最終ラインで相手にパスを渡してしまう痛恨ミス。ここは相手のシュートミスで事なきを得たが、スリリングな展開が続く。

すると65分、味方のパスで最終ラインを抜け出した相手のローレントをラローチが倒してしまいPKに。これを途中出場のカミングスにきっちり決められて1点差に詰め寄られてしまった。

まだまだ安心できない状況の中、71分にエリオットを下げてオックスレイド=チェンバレンを投入。ここから仕切り直したいところだったが75分、相手GKのパントキックをクリアし損ないカミングスにボールが渡ると、慌ててカバーに入ったロブレンも躱され万事休す。最後は冷静に流し込まれ、ついに同点とされてしまった。

この緊急事態にリバプールはマティプを下げてサラーピッチへ。さらにはフィルミノまで投入し、この交代で南野はお役御免となった。するとフィルミノのクロスにサラーが飛び込む惜しいシーンを演出。

しかし、最後まで決勝点を奪うことが出来ず2-2で試合終了。アンフィールドでの再試合にもつれ込むことになった。

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