メーガン妃(38歳)が、イギリス国民への申請手続きをあきらめたと見られている。2018年にヘンリー王子と結婚し、英王室に仲間入りしたことで、イギリスの市民権を獲得するものとされてきたが、1年の90%を国外で過ごしていることから取得は困難とふんだようだ。

現在の英国の移民法では、申請前の3年間で270日以上国外に出ていないことが市民権獲得の条件の1つとなっており、移民問題の専門弁護士、マイケル・マルジアーノ氏がザ・サン・オン・サンデー紙にこう説明する。

「パートナービザを延長する際、アメリカ国民はイギリス人のパートナーとイギリスに住んでいる必要があります」
「2人は今後もイギリスに一緒に永住する意向であることが必要なのです」
「政府のガイダンスによると、申請前の2年と半年の間にイギリスに滞在していなかった場合、正当な理由が必要となります」
「継続的なイギリス永住への意志が不可欠なのです」

最近、王室主要メンバーから退くことを発表していた2人は、王室助成金を受け取らないことになるほか、公的資金を使ったウィンザーの自宅フロッグモア・コテージの改装費240万ポンド(約3億4000万円)も返還する予定だという。

先日、エリザベス女王が発表した声明にはこう記されていた。

「何か月にもわたる話し合い、そして、最近の会合を終え、私の孫とその家族に関して建設的かつ協力的な解決を見つけることができ嬉しく思っています」
ヘンリー、メーガン、アーチーが私の愛する家族の一員であることは今後も変わりません。ここ2年間世間の厳しい監視の対象となり、彼らが試練を直面してきたことを理解し、独立した生活を送りたいという彼らの願いを支持していく所存です」