アーセナルは27日、FAカップ4回戦でボーンマスとアウェイで対戦し2-1で勝利した。

3回戦で2部のリーズ・ユナイテッドに辛勝したアーセナルは、直近のチェルシー戦(2-2の引き分け)からスタメンを5人変更。ラカゼットやエジル、トレイラ、GKレノらに代えてエンケティアマルティネッリ、グエンドウジ、GKマルティネスらをスタメンで起用した。

エンケティアを最前線に配置した[4-2-3-1]の布陣で試合に臨んだアーセナルは5分、右サイドからダイアゴナルなドリブルで仕掛けたジョー・ウィロックがボックス左にパスを送ると、これを受けたマルティネッリがオーバーラップしたブカヨ・サカへ絶妙なラストパス。ボックス左深くに抜け出したサカは左足で豪快にゴールネットを揺らした。

先制点で主導権を握ったアーセナルは、26分にもウィロックのサイドチェンジで左サイドを駆け上がったサカがクロスを供給。これをボックス中央に走り込んだエンケティアが流し込み、追加点を奪った。

迎えた後半は立ち上がりから一進一退の展開となる中、アーセナルは62分にアクシデントに見舞われる。ムスタフィが飛び出したGKと交錯。着地の際に左足を痛めたムスタフィがプレー続行不可能となり、ホールディングが投入された。

膠着状態が続く中、アーセナルは69分にペペを下げてダニ・セバージョスを投入。対するボーンマスは、76分にハリーウィルソンとシンプソンを下げてカラムウィルソンフランシスを投入。さらに89分にソランケを下げてサリッジをピッチに送り出した。

すると、ホームチームが試合の最終盤に意地を見せる。94分、バイタルエリア右でボールを受けたフランシスがクロスを入れると、ボックス中央のゴスリングがスルーしたボールを裏から抜け出したサリッジが押し込み、1-2とする。

しかし、ボーンマスの反撃もここまで。何とか逃げ切ったアーセナルが5回戦へ駒を進めた。なお、5回戦でアーセナルリーグ1(イングランド3部)のポーツマスと対戦する。

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